幻燈日記帳

認める・認めない

乗物デラックス



三田線の西台から蓮根へさしかかるカーブが好きで好きでたまらない。
耳を裂くのはビートルズ「マーサ・マイ・ディアー」
柔らかいシートにこぼれ落ちていく音を拾い集めていくうちに、
神保町なんてあっという間についてしまう。


この街の雑多な感じが好きだ。
中野とかに比べると悪意は少ないが、
僕にはそれくらいの方が呼吸しやすい。


結局レコードはどれも高くて買えなかったが、
ジャニスで6枚ほどCDを借りた。
ピクシーズ/ドリトル
ジョージィ・フェイムゴーイング・ホーム
ヴァージンVS/乗物デラックス
ニルヴァーナ(UK)/オール・オブ・アス+4
ラヴ/フォーエヴァー・チェンジズ
反町隆史/POISON -言いたいことも言えないこんな世の中じゃ-
の計6枚。
今は部屋の窓を開けてその音楽たちを聴いている。
どうして音楽は容易く時代を超えてしまうんだろう。
よく「普遍/不変的な音楽」とか言われるけれども、
なんだかんだ言って音楽というものは常に表情を変える。
それをどうして普遍とか不変とか言えてきたんだろう。
僕も容易くそういう言葉を使ってきたが、
今になって疑問に思ってしまった。


神保町の喫茶店に入って話し込みたい。
だれか話し込んでくれる人募集。


soredeha