幻燈日記帳

認める・認めない

 ほとんどクレイジー



豊田道倫のライブを見てきた。
ライブを見終わって中川君とはなまるうどんで飯を食っていた。
彼はいう。
「AVはね、やっぱり買わなきゃ」
なるほど、男はレンタルだなんて物怖じしてはいけないのか。
そう思って、西台駅の駅前の遅くまでやっている、
古本屋で、DVDを買おうと思った。
見ていると案外高価で、なるほど、この壁は高い。
ああ、そうだ。中古CDにスライがあったらそっちを買おう。
と考えてスライを探したらなんとあったんだ。
スタンド!というアルバム。
何度か借りたアルバムである。
おお、これはいい。1000円だし買おう。
と思って家について封を開けると中に入っているのは、
なんとザ・フーのフーズ・ネクスト。
あの確かに、嫌な予感はしていたんですよ。
中古CD買うときってちらっと店員さん、中身見るじゃないですか。
たぶん検品とかなんだかわからんけどそういうつもりなんでしょうね。
あれやったとき盤面に赤いロゴが見えたんですね。
あれ、おかしいぞ。おかしいぞ。
スライはエピックだよな。赤いのってったらポリドールやんけ。
まあ、きっと外国版だからロゴも変わるのかしら。
とか思っていたんだ。ファック。
検品しておいて間違った商品をうるってどうなんだ。
ああ、やっぱり石原さやかのAVでも買っておけばよかった。
でもいいんだ。お金がないんだ。
明日も美術部で遊ぶんだ。いいだろ。
昨日も女の子と遊んだんだ。いいだろ。18歳だぞ。


今日一緒にみーくんのライブ見た友人がね、
THROBBING GRISTLEを貸してくれたんですよ。
THE THIRD AND FIINAL REPORT OF THROBBING GRISTLE
そんなタイトルのアルバム。
なんか、もう、すごいな、これは。もう、どうしろってんだ。
すごい。シビレル。シビレル。こういうのを、
ポップで表現してみたいな。カッコいいものになるだろう。
ああ、で、みーくん。ライブはよかった。
アナログディレイの音をもっと聴きたかったが、
あれを随所に盛られたら死んじゃうかもしれん。
あの、ギターのネックにスプレーをかけるんですよ。
滑りがよくなるようにって。
あれをやったあとに、すこし、そのスプレーの煙って、
残るもんなんですよ。アレに煙っている豊田さんが、
めちゃくちゃかっこ良かった。
ああ、やっぱり金を払って見に来て良かった。
と思わせる瞬間だった。
新曲もよかった。毎回新曲がある。
中には、荒削りなものもあるが、
リアルな豊田道倫を見れる、という意味では、
完成されたCDを聴くよりも全然居心地のいいものだった。
今の豊田道倫はあなたは絶対見るべきだ。
また近く新宿シアターPOOでやると言っていた。
絶対見ろ。
「これがフォークソング」と言って始まった、
「UFOキャッチャー」では、
サビのギターにはピッチシフターがかけられても、
限りなく、「フォークソング」なのだ。
それはどういうことだ。観た方は解ってくれるはずだろう。
9月9日は無力無善寺にムンズを見に行こう。
知る人曰く「観る前に聴け」とのことなので、
探してみようと思う。


NHKのピーナッツのやつを見逃したのが悔しくて仕方がない。