幻燈日記帳

認める・認めない

sweet love



君が望まない限り終わりが来る事はない。
誰かの声がするんだろう。
近くまでよって聴いてごらん。
悪い声じゃないはずさ。


母校の文化祭に行ってきた。
我が、美術部はコンパクトにはなっていたものの、
それぞれの才能が芽を出していた事に感動した。
中にも油で描かれた日本人形の絵。
これを描いた彼女は絵はあんまり上手ではない。
絵の中心のはずの日本人形は不自然に左寄りで、
バックは大胆にも緑色が不吉な予感を漂わせていた。
だが、それで終わらないのが彼女の凄いところだ。
その絵を見る事によってすべての感情が呼び覚まされる。
ダリの絵を見て不安になったりするのは、
時計とか溶けてたらそりゃそうなるさ。
でも彼女の絵はとても純粋なのだ。
そこからくるものはとても大きいと思った。


音楽を聴くということを、
僕はいままで何回やってきたんだろう。
ふと思った。
もしかしたら両手で数えるくらいしかないのかな。