幻燈日記帳

認める・認めない

SWEET MISERY SHOW後記



先日、僕が音楽を担当したミュージカル映画
SWEET MISERY SHOWの監督、
グレート・ヨウジさんがブログで、
作品についていろいろ書いていて、
音楽のことにも触れていて、
久しぶりに聴いているんだけど、
曲はすごくいい。しかし録音がよくない。
もっと頑張れたはずだ。どうしてだろう。
「レイトショーの夜」という終盤のバラードが、
めちゃくちゃいい曲で、編曲も悪くはないんだけど、
ボーカルの音は割れるし、ドラムの音小さいし、
なかなか散々ではある。
まあ、スタジオも録音環境もバラバラだったし…、
と言訳してしてみるけど、それにしても悔やまれる。
後悔していると言う事は僕も半年でそこそこ成長したらしい。
ある意味でこのSWEET MISERY SHOW制作は、
過渡期にあったのではないだろうか。
実際に録音媒体も昔は全てテープだったが、
今ではドラムだけテープで録って、あとはハードディスクで録音している。
最初のころはうまく使いこなせていなかったロジックも、
締め切りギリギリで追加した曲では、
最近の録音方法でもある、ドラムはテープ、あとはロジック。
という手法で録音されている。
ドラムの録音の仕方も、気合一発から、
「編集」という悪い遊びを覚えてしまい、
クリックを聴きながら演奏して組み替える、
ということをし始めたあたりだ。
今は編集はあまりしていないが、あれはあれでいい経験だった。
映像と音楽の可能性はもっと追求して行きたい。
陽志さんの次回作品も是非音楽がやりたいなあ、と思った次第です。
今度はもっとしっかりとした録音で。