幻燈日記帳

認める・認めない

人でなしの恋



バイト先の注文品のストックのところに、
発売からずっと沙村広明さんの「人でなしの恋」が置いてある。
いったいどんな内容なのか、と、
バイト中に暇だったのでぱらぱらめくったら、
恐ろしいくらいにサディスティックな描写の連続で、
なんだか興奮してきた。
僕はよくわからんけど、マゾヒスティックな面と、
サディスティックな面の両方があるらしい。
人格破綻とでもなんとでもいってもらっていい。


たとえばこの生活。ヒーローはもう居ない。
過去が戻らない、ということは解っている。
それでもたまに古傷がうずく。
どうしても君に逢いたくなる。
あの頃の僕はもう居ないんだろうけど、
たまに夢に見る。