幻燈日記帳

認める・認めない

復讐のように



バイト先の本屋で「FOR SEASON」という漫画を買った。
足立和律さんという新人の単行本らしい。
背表紙の感じと、本を閉じているときのページの表面が、
まっしろだったことから(最近の漫画は、
枠をはみ出して描くのが多くって、僕としてはそれは、
とてもつかれる手法のように感じてしまう)購入。
くるりとか好きそうな絵だな、と思って読み進めると、
実際最後の短編のタイトルが「thank you my girl」だった。
一番ぐっと来たのは「ポスタルサービス」というものだった。
一番古いものみたいだけど、なんかぐっと来た。
「FOR SEASON」の連作も面白かった。
勝手で痛い解釈だが、フィッシュマンズの匂いがした。


最近は本当に漫画ばっかり読んでいる。
読みかけの小説が5冊くらいある。
今日読んだ漫画は、前に逢った時に、
森田君に勧められた「へルター・スケルター」
岡崎京子さんの作品。
マネージャーとメイクの人の区別をつけるのが、
終わりの方まで出来なかったが、
やはり、手元に置いておくのが怖い作品だった。
あとなななんキリコさんの「Water」も読んだ。
こちらは、個人的に好みではなかった。
あと、坂田靖子さんの「月と博士」を読んだ。
母親には「坂田靖子かよ」と笑われたが、
すごく面白かった。
それと谷川史子さんの「くらしのいずみ」を読む。
谷川さんの書く女性の口元がいい具合に吸い込まれそうになる。
谷川さんの漫画は最近読むようになったのだけど、
しかも、まだ、僕と君の街で、しか読んでいないけど、
やはりすごくいい。
礼加さんに借りた、
福山庸治さんの「B♭のソナタ」を母親が見つけて、
ああ、これもってたわ。と言ってきた。
じゃがたらといいP-MODELといい、
どうしてそういったものを手放してしまったんだろうか。
僕は出来るだけそうしないようにやっていきたい。


なにかレコードでも聴いて眠ろうと思う。