幻燈日記帳

認める・認めない

さてこそ

大学に向かう電車です。ドアーにもたれかかり、吹き飛んでいく風景があくびのために出た涙につかっています。とても久しぶりにくるりの図鑑を聴いています。高校生の頃はわからなかった妙な音にひっかかるようになりました。変態の坩堝。または社会的地位の向上。はたまたあのもくもくとあがる煙りか。下北沢を過ぎた。暑かったのに冷たい車両で汗をすったTシャツが引っ付いてとても寒い。携帯で文章を打つのは好きだが得意ではない。向こう側にいる女がポータブルDVDプレイヤーでなにかをみている。そこまでしてみるもんかえ、とも思うが、そうしたら、モックン、僕らだって危ういんだ。水玉のシャツが着たいんだ。星柄のシャツが着たいんだ。うーん。そろそろ小説に戻ろう。あと数分で多摩川を渡る。そこから数分で大学だ。3時過ぎには大学も終わる。ときわ台レコード屋にでもよろう。それからは恋人に逢うこともなく部屋でじっとしていよう。ト、おもう。