幻燈日記帳

認める・認めない

朝起きて。長い夢を見た気がするんだけれども。覚えていない。
両親は二 十世紀少年を観に行く、と言って出て行った。
僕はひとりでテレビを見ながら寂しい朝食を摂る。ゼリー。


部屋でCDを聴いたりする。
小沢健二さんの「刹那」というアルバムをじっと聴く。
「夢が夢なら」という曲があるのだが、その曲がすごく好きだった。
あの曲がリリースされた当時、レンタルして、カセットに吹き込んで、
繰り返し聴いていた。カラオケもすごく気に入って、
そちらも何度も聴いていたと思う。小学生の頃のはなしである。


昼食はカップ麺を食べた。おじやまで作ってしまった。ああ…
新曲の歌詞がまったく書けない。
文学を気取った歌詞にしようとしたら、
メロディのひとつひとつのフレーズが短く、
思ったようにならなかったので、すべて水に流した。


少女ファイトの5巻を探して町に出る。
ところが3軒まわるはずだった1軒が潰れていたどころか、
みつかりもしなかった。やけをおこしてブックオフへ。
するとTAGROさんの「宇宙賃貸サルガッ荘」の3巻が。
TAGROさん本人の日記に、再販もあるかも、と書いてあったが、
再販されたらされたで買う。
XTCの名盤「ママー」の収録曲から取って、
「Love on a Farmboy's Wages」っていうサブタイトルの回があったり、
管理人さんがライダーズの「ジャブ・アップ・ファミリー」をうたう、
素敵な漫画です。


バイトが終わって、「素っ頓狂な花」という漫画を買った。
小学館IKKIから出たものだ。
先日「家族ランドマーク」という漫画も買ったのだが、
もう破り捨ててやろうか、と思うくらいのもので、
「ほのぼの」「あったか」「いいはなし」
と三拍子揃っていて、もうIKKIは信じない、
上に挙げた三拍子が信じられない人がIKKI読むだろ!
編集か!編集が悪いのか!と思っていたのだが、
「素っ頓狂な花」はおもしろかった。
最初の話は数ページで持っていかれた。
ぐーっと吸い寄せられるような漫画はいい。
「雪は舞う…」での乱暴なトーンワークもとても好きだ。


0時から2時まで台所で歌詞を書く。なんとか完成した。
一ヶ所だけこれはどうだろ、と思う所もあるが、それは、
とりあえずは明日考えよう。できた!できたよ!
明日からぽちぽちとデモを録音して、譜面を書こうと思います。


ムーンライダーズの「P.W Babies Paperback」を聴きながら風呂に浸かる。
髪を洗い、いろいろなことを考える。