幻燈日記帳

認める・認めない

jv

先日、ライブにいったときにプロモ盤を頂いた。
4月発売、豊田道倫さんの「ギター」をここ最近ずっと聴いている。
曽我部さんのプロデュースで心配しながら聴いていた。
実際最初の方は「ほれみろ、なんだこの雑な録音」
「天井が低くて余裕のない音像だな」とか思っていたのだが、
数曲聴いていると、そういえばこういう弾き語りのレコードって、
いままであったっけか、と考える。
密室的だが、湿度はあまり感じない。
今までの丁寧な作品に比べると、
ローファイかもしれないが、
昆虫キッズの「My Final Fantasy」と、
この豊田道倫の「ギター」が同じ2009年に発売される、
ということは大きな意味があるのではないか、と考えてしまう。
妙な音のこのレコードが、
とてもしゃれたレコードに聴こえて来たから不思議だ。
カルトーラのレコードとかは、本国で聴けば、
抜けるような青空の音楽なのかもしれないけれども、
日本で聴くと、とてもよく晴れた日に部屋にいるような音楽だと思う。
「ギター」もそうなのかもしれない。
知らない国の知らないだれかがこのレコードを聴いたら、
「雪山が見える」とか言ってくれないだろうか。
豊田道倫の音楽は聴覚もそうだが、とても視覚的だ。
今回の「ギター」はいままでの豊田道倫のレコードの中でも、
もっとも視覚的なものではないだろうか。
4月17日発売、ジャケットも含めてとても楽しみである。