幻燈日記帳

認める・認めない

卒業



 卒業制作で提出する音源の最終チェックが昨日終わった。三日間待ったけれども、それでも僕はあまりやることもなかったので、すーっと終わった方だと思う。なんてったって三日も待ったんだ。本当は8人分3時間で終わらせる予定だったのに。
 苦労するだろう、と勝手に予想していたけれども、大して苦労しなかった譜面も揃い、楽曲解説(歌詞カード)も作って、CD-Rのチェック、ProToolsのデータが入ったDVDもチェック出来た。仮ミックスの段階で友人の熊谷耕自君に聴いてもらったのだけれども、なかなか好評だったのが本当に嬉しい。いつか盤にできるように頑張りたい。
 さて、卒業だ。4年間という時間は長かったけれども、短かった、というのは簡単か。思い返せばいやな事が多かったのは2年生までだった。3年生4年生は音楽の話もたくさんできて、楽しかった。高校生の頃に長谷川きよしさんの「卒業」という曲を聴いて、当時「高校を卒業して、もし、大学も卒業したらこの歌みたいな気分になるんだろうな」と思っていたのだけれども、卒業式も控えた今でもなお、その実感はない。能吉利人さんの書いた詩のような気分、というよりも、斉藤哲夫さんが歌った「何気なく窓越しに耳寄せれば、淋しがり屋、皆んなが歌い出す」というような気分。