日々の暮らしは平坦かと言うとそうでもない。最近はとても充実しているのにどこかに穴があいている。音楽を演奏したり、制作することではとても充実している。本当に僕は恵まれている、と、ときどき考えてしまう程だ。僕をかってくれる人たちに少しでも応えられるようにしなければ、と思う。しかし、音楽以外の事はなにやってもむなしい。でも、むなしくさせているのも音楽がちょっと関係しているのか、なんて考えるとやりきれなくなるので、愛猫のミィちゃんと遊んだりしているのだ。
nils frahmさんとAnne Mullerさんの共作盤「7 fingers」というアルバムが出ていたので、Amazonでアナログ盤を注文した。シュリンクあけるとMP3をダウンロード出来るサイトへの宝の地図が入っていた。内容がよかったらMP3に変換しなきゃなあ、なんて思っていたのでとてもうれしいサーヴィス。内容は言わずもがな。ドイツのピアニスト、nils frahmさんの新しいアルバム、というよりも、こういう音楽は普段聴かないけど、かなりエディットの利いた、それでいて、本当の意味でクラシカルな内容だとおもう。
ときわ台のレコード屋でペギー・リーのベスト盤のLPを買った。裏面に手書きで曲の解説と録音データが書いてあって、それが可愛らしくて、「これは絶対ぼくの好きな世界だ」とおもって、まだきけていない…
先日、御茶ノ水のユニオンでルイス・フューレイ、キャロル・ロール夫妻の「ENREGISTREMENT PUBLIC」というよくわからないライブ盤を買ったのだけれども、その内容が震える程素晴らしい。気の利いた最小限のアレンジ。埋めるだけの音楽の構造なんて恥ずかしいだけだわ。ルイスのファーストに入っている「ルイーズ」を、ルイスが弾いているかはわからないけど、ヴィオラ弾き語りで披露している。これがすげー泣ける。
今日マチ子さんの「七夕委員」という漫画が出ていたので買った。今日さんの漫画は自分が男なのか女なのか、読んでいるうちにわからなくなっているから好きで。そういう意味では「菫画報」も「この娘うります!」もそうだ。漫画を読んでいるときくらい自分が社会的にどういう役割か、とか、そう言う事は忘れてしまっているべきだとも、思う。あと、エロ漫画だけど、宮内由香さんの漫画もそういう側面があって、このまま埋もれてしまうのは本当に惜しいと常々思っているので、早く「ロリータ」を収録した単行本を出して欲しいのです。ねえ、茜新社さん。

Au Theatre De La Porte St Mart
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