幻燈日記帳

認める・認めない

快楽天



ココナッツディスクで「エス・オー・エス」が完売した、
という話を聞いたので、鬼の形相で集金してきた、
というのはファニーなジョークであって、
実際は穏やかに売上を受け取ってきました。
スカートの財政状況は正直あまりよくないので大変ありがたいです。
店員の中川君とは12歳の頃からの付き合いで、
お互いがどんな音楽を聴いているのか、というのを気にしあった高校生活でした。
(中学生の頃はお互いゆずが好きだった)
そんな彼がつとめるココナッツディスクで、
自分の作ったCDを売れる喜び。
こいつは本当に素晴らしいのでみなさんもCD作って、
昔からいってるお店に置いてもらったらいいんじゃないかな!


その日はcero、昆虫キッズ、シャムキャッツの大舞台。
WWWという大箱なのでストーリーのチラシを折り込んでもらおう、
と意気込んでいたが、チラシ折り込みの〆切に間に合わず、
なくなくお店に置いてもらった。
やはりいろいろ知り合いとあった。
久しぶりに逢う人、はじめて逢う人、
こういう感じのところが原宿のカルデサックだったろうし、
これからのrojiとかになるといいなーなんて思った。


快楽天」というイベントタイトルの発祥は僕だ、ということを記しておきたい。
ある日、昆虫キッズ「裸足の兵隊」のPVロケハン行った帰りにrojiに行ったら、
夏目君、高城君、高橋君の4人で車でどこかいこう、という話になった。
行き先は何故かお台場。運転するお礼として受け取ったのが「快楽天」だった。
僕は毎月この雑誌を買っているのだけど、その月はまだ買っていなかった。
初夏の雰囲気漂う車内で高城君が快楽天を読んでいる写真を高橋君が、
「高城の朝」というタイトルでtwitterに投稿、フォロワーが減る、
ということもあったが、あの日はとても楽しかった。
帰りの車でかけたマーティン・デニーの感じが頭に残っています。
それぞれのバンドの演奏はよかったとしか言いようがないのだけど、
昆虫キッズの新曲だらけのセットリストはすごかった。
WWWだなんて大箱はにぎやかしとして僕が必要だ!
なんてたってタイトルが快楽天ですもの、と思っていたのだけど、
あのセットリストを見たら確かにあんまりやることないな、
という気になり諦めがついた。
あと、セッティング中にのもとさんはマフラーをしていて、
それはなんてことないことだと思っていたんだけど、
ステージが始まったらのもとさんはマフラーはしていなくて、
長かった髪はとても短くなっていた。
これはかなりグッときました。
終演後「原田知世さんみたいな髪型でいいですね」といったら、
「みんなsalyuみたいとか言ってくれるのに、
佐久間さんは和田アキ子みたいって言ったんだよ」と教えてくれた。


WWWを後にして、スカート勢数名で「ストーリー」のミックスへ。
1時にスタートして6時半くらいまでやっていた。
それぞれ家で確認してどうこうあーだこーだいまでも言って、
いいものに仕上げようとしています。
現段階でもかなりいいものになっているはずです。
スカート「ストーリー」は12月15日発売ですのでお楽しみに。


友人と会食。
車でミックスした「ストーリー」をきいて、
ちょくちょく馬場ちゃんにメール。
情緒不安定の人にしか見えないと思う。
馬場ちゃんすみません。


明日はマスタリングです。