幻燈日記帳

認める・認めない

三分間ノイズ



3日
早い時間に家を出て小川町のうどん屋、網十でお昼ごはんを食べる。
高校生の頃から土曜日に学校終わってジャニス行ったりするときに、
寄ったりしていて、ここの生醤油うどんがとにかくすき。
冷たい生醤油うどんを注文して、追加で温泉卵をとっておく。
天かすのっけてごまのっけて、しょうがは最初は天ぷらのさらに乗っけておく。
少しそのままで食べて、しばらくしたらしょうが入れて、
温泉卵を乗っけて、黄身を崩すのデス
時間までまだ35分くらいあったので、
三番町だったら30分くらいあれば着くかなー、ということになって、
そのままユニオンの本社まで歩いていった。
昆虫キッズのアナログの組み立てを耕自くんと金野さんでした。
割と早い時間に終わって3人でお茶。
金野さんと別れて耕自くんと靖国神社でおみくじを引いた。
二人揃って吉。耕自くんはリットン調査団の人とすれ違った!
と言っていたけど僕は見逃してしまった。
そのまま神保町まで歩く。
ヴィレヴァンに寄って店長に挨拶しようと思ったら、
今日はおやすみ、とのことでした。
家に帰ってきてアルバイト。
夕方5時から始まって早上がりで9時に終了。
家に帰ってコードブックを仕上げていく。
両面コピーして、こうしてああして…
と普段使わない頭をフル回転させてなんとか見栄えがよくなった。
眠ったのは5時近く。


4日
デラファンタジアへ向かう。
会場には僕の他にカメ万の佐藤夫婦(男女ユニットらしい。
どっちがどういう役割なんだろうか。
優介はまつげばさばさなのでやっぱり嫁なのだろうか)と、
清水君もきていて寂しい想いはしないで済んだ。
キリンジ、実は見るのははじめてだったのですが、
1曲目からお兄ちゃんソロの「絶交」で始まったり、
続く曲が「悪い習慣」だったり、置きにいかないストイックな選曲で、
めちゃくちゃカッコよかった。「嫉妬」も聴けた。
キリンジ終わってレイモンド・スコットのエキシビジョン。
松永さんがトークで参加するとのことなので、
敢えて予備知識ゼロで飛び込んだ。
映像がかかっていて、もうそれだけで最高にいい気分。
細野さんのところからCDが出ると行っていて、
チラシにはCOMING SOONと書いてあった。待ち遠しい。
トークが終わって星野源さんを見るか、
ジム・オルークさんを見るかで迷ってジム・オルークを見に行った。
外に作られたテントは既に凄い人で入れなさそうだったので、
屋台でごはんを買って食べながら聴く、という暴挙に出た。
テントの後ろの幕は開いていたので音はしっかりと聴こえた。
荷物をロッカーに入れていたので薄着のままだったのでとても寒い。
だがジムオルークの演奏が最高で、さらに飯もうまい。
こんなに贅沢な食事ははじめてかもしれない。
難を言うなら椅子と机がないことくらいだ!
演奏が終わって佐藤夫妻が出てきて、
ふたりに「ジムオルーク聴きながら食う弁当がうまい」と言ったら、
さすがに望君に怒られた。
僕はテントに入ってceroの出番を待つ。
その間に大関さんたちとわいわいと盛り上がる。
日はだんだんと落ちていって若干の夕焼け感が心地いい。
ceroの演奏が始まる。
本編が始まって最後の1曲までは矢継ぎ早に演奏していく。
すごくカッコよかった。
「大停電」のときには既にあたりはまっくらになっていて、
演奏者たちの向こうには海辺が見えた。
空をときどき飛行機が飛んでいくのが見えて、
なんだか演奏だけではなくて素晴らしいものを見た気がした。
細野晴臣さんの演奏に小走りで移動。
入ってみたら「smile」を演奏していた。
ずっと思っていたけどここから先、
ふたつのバンドでさらにその想いを強くするのだけど、
とにかく照明がいい。
ライヴの照明って色とりどりのライトちかちか、
っていう感じなんだけど、それで、照明いいなー
って思ったことはあんまりない。
でも今日のライブは暖かい、普通の電灯だけが使用されていて、
そういうところにぐっとくるんだけど、
寒いテントのあとだったからなおさら気持ちよく感じた。
んだけど、ゆったりとした演奏だからか、
座っている人が多くて歩いていると急に座った人が居たりしたので、
蹴り飛ばしたりしてしまって申し訳なく思っています…
ハイラマズは実は聴くのすらはじめて。
ロビーで楽しい会話をしていたら音が聴こえ始めて、
入ってみたらもう、もう、もう、もうたまらない気分になりました。
素晴らし過ぎて曲が始まるたびに泣きそうになった。
今までの人生(古いものこそ至高で美徳という考えが、
すべてを占めている訳ではないのだけれども、
少なくともそこに片足は突っ込んでいる)を悔い改めた。
実に気分のいい一日、素晴らしい一日
なにも悪いことが起きない一日だった。
家に帰ってコードブックの製本を仕上げて、
CDRを焼いていった。3時くらいに眠って


5日
7時半に起きた。
家を出る。
電車に乗った。
音楽を聴く。よく寝た。
9時には会場について設営という設営もないので、
ジオラマの方を見に行ったら荷物はたくさんあるけどだれもきてないみたいだった。
優介にはもともとデッドラインは10時30分だからねー
とは言ってあったものの優介が着いたのは10時28分くらいだった。
松尾モノさん、遠藤さんに鳩サブレーとかを頂いたりして、
それは優介とふたりでわけて食べていたんだけど、
食べている途中にお客さんがきてしまって、
もごもごしながらの接客という最悪の事態を招いてしまった。
あとCD-Rも結構数持っていったつもりだったんですが、
昼過ぎには売り切れてしまって申し訳ない気持ちで一杯です。
模造クリスタルさんのブースがあるらしいので、
ならびにいこうとしたら既に行列。
しかも本人が来ていないらしい。
一筋縄でいかない感じもなんだか素敵。
並ぼうと思ったら扉の向こうまで並ぶことになった。
カーディガンとTシャツというstyleだったので、
10分で耐えきれなくなってブースに戻りました。
カメラ=万年筆のイラストでお世話になった方々にも挨拶出来たし、
この日もまたいい日になったのでした。


6日
この日はスカートのライブ。
家を出てファミリーマートで両面コピー。
(コードブックすら前日のコミティアでなくなってしまった)
昼間だったので気を使いながらのコピー。
しかもずっとレスポールを背負ってだったので既に疲労困憊。
なのでちょっと遠回りでも神保町まで眠って、
そこから新宿に出る、というルートで下北沢まで出た。
ライブハウスついて挨拶もそこそこにコピー本の製本。
リハーサルで見たミツメがとにかくカッコよくて、
リハみただけなのにCDからバッヂからカセットまで購入。
今日の対バンは本当に素晴らしく、出れることをうれしく思いました。
これでもうちょっと人が集まるようになったらなー。
今の目標はいい曲を書くというのはもちろんなんですが、
もっとライブに人が来るようになるようなライブをする、ということです。
ちなみにセットリスト。
1. 返信
2. スウィッチ
3. 愛情
4. わるふざけ
5. 花をもって
6. だれかれ
7. ハル
8. ストーリー
9. BTOF(ムーンライダーズのカバー)
10. ガール
セットリストにムーンライダーズのカバーが入っていますね。
この日のライブのセットリストを決めたとき、
完全に心が折れていて、
もうこれ以上ライブはやりたくない、となっていた時期でした。
決まっているのだけを消化してあとは全部断ろう、
とか思っていて、だったら好きな曲を欲望のままにやろう、
という結論に至っていたのです。
そこでなにやろうかなーと話していて、
この曲を選んだのでした。受けもよかったので安心しました。
(そういえば物販で「エス・オー・エス」はレコ屋に売ってませんよね、
とか訊かれましたが、そんなことはありません!在庫あります)


7日
泥のような一日でした。なにもしませんでした。