幻燈日記帳

認める・認めない

フィーバー屋さん



1日
恋人と久しぶりに逢う。
インフルエンザを患い、先週は一度も逢えなかった。
それもあってすごく久しぶりに逢う気がする、逢う気がする、
なんて思って待ち合わせ場所に来た恋人の髪がまた茶色に染まっていた。
私は恋人の黒い髪が好きで、1年以上前に髪を染めてきた時は、
どう接していいのかわからなくて、
このまま私たちは離ればなれになってしまうのではないか、
というより自分の気持ちが離れていってしまうのでは、と暗い気持ちになっていた。
「こんなに好きなのに、こんなに嫌いなあなたの頭髪」と唱えて自身の趣味を呪った。
世の中では「またあの女と逢っていたのね!」とケンカをするカップルはいるだろうけど、
髪を染めた染めないでケンカをするカップルはなかなかいなさそう。
しかし、こうかいている段階でまだ気持ちを整理しきれていない。
昼食を摂りながら「で、どういうことなんですか、
これはエイプリルフールとうことでいいんですか」と暗い声で訊いたら、
「そう!そういうことにしましょう。黒く染めるのも一緒に買いました」と言われて、
少しだけ気持ちが明るくなるんだけど、未だにやっぱりどう捉えていいのかわからない。
ユニオンとココナッツを見て、
スタイリスティックス登場のLPを買うか、買わないかで迷うものも、
結局マルコス・ヴァーリを買いました。
ココナッツにいたときに体調があまり優れなくて、
このまま倒れてしまうんじゃないか、となったのだけれども、
「いや、ここで倒れるわけにはいかない」と、
ニューウェーブのコーナーを掘って、意識に力を入れた。
通り過ぎていくレコードのことを強く考えて、
吐くことも倒れることもなかったはいいのだけれども、
そのあと入った喫茶店では疲れがどっと出てしまった。
そんなこともあり、早いうちに帰宅しました。
家に帰って「ヘイ・ユウ・ブルース」を何度も聴いた。


2日
昼に家を出て、秋葉原へ向かう。
CDの売上が入ったのでもう在庫がほとんどなくなってしまった、
「ストーリー」の再プレスの入稿をするため。
秋葉原ということは千代田区
私の愛するうどん屋、網十は小川町にあるので、
小川町で降りてうどんを食ってから秋葉原に向かうことにしました。
うどん屋は最近内装変わっていたなあ、と思っていたのだけど、
その日いったら店名が変わっていた。金丸というそうです。
生醤油うどんを注文したらお店の人が間違えてぶっかけ作ってしまった。
生醤油が好きだけど、ぶっかけたべたことなかったのでそれを頂く。
おいしかったけど、やっぱり私は生醤油うどんが好きだ。
歩いて秋葉原まで向かい、入稿を済ませた。
山手線で池袋に向かってオルグへ。
リハーサルというかちょっと実験をした。
オルグに見に来たお客さんに、
「ボーカルが聴こえない」といわれることが多かったので、
モニターとしてギターアンプを二台使用しました。
演奏もうまいこといったと思っています。
1.夜のめじるし(新曲)
2.花百景
3.雨の音がきこえる
4.ハレンチ(岡村靖幸カバー)
5.スウィッチ
6.花をもって
7.セブンスター
8.ゴウスツ
9.ストーリー
10.返信
11.ハル
12.だれかれ
13.愛情
14.わるふざけ
15.ガール
またハレンチやったんか!といわれそうですが、
持ち時間が45分もあったんでしょうがないしょうがない。
ライブが終わってオルグのスピーカーで、
ビートルズのモノ聴いていたら終電を逃してしまったので、
佐久間さんと耕自くんとで朝までコース。
ドリンクバーを飲み交わしました。
音楽の話がやっぱり好きダネ。