幻燈日記帳

認める・認めない

今なんの話をしたっけ



iPhoneから「美術館で会った人だろ」のイントロのループがかかったら、
それは着信の合図。時にはアラームとして使用している。
9時頃にそのアラームが鳴り目を覚ました。決していい目覚めではない…
身支度をして、新居を出る。今日はジオラマの花見会改め川見会。
ご存知の通り例年よりも早く桜が咲いて、そして散っていったので、
ジオラマメンバーで川面を眺めて肉を焼こう、という会でした。
昨年の秋に開催された同会合では焼きそばが余る、という悲劇が起きたので、
(持ち帰り自宅でおいしく頂いたのでさほど悲しみはないが、
買っていったものを持ち帰るSADNESSは書いても伝わるものではないだろう)
今年は肉に重点を置き、近所のSEIYUで肉をひたすら買っていった。
わたしは与えられたキャラクターを全うしたことに満足して、
得意げに西武新宿線を東に向かったのです。
スムースな乗り換えに気分を良くしたものの、
せっかくの集まりなのに新譜を鞄に仕込んでくるのを忘れてしまった。
気づいて落ち込んでいたら川見会場に到着。
既にジオラマ主宰の森さんとサヌキさんで設営がばっちり済んでて、
持ち寄った食材を出して見ると見事に肉しかなかった。
恋人が作ってきたいなり寿司だけが唯一の炭水化物。
合流してくる人も肉中心で予想以上に余ったのでクーラーボックスに入れていた。
すると老婆がひとりで敷地内をうろうろしている姿を確認していたのだけれど、
後々近くのグループから余ったと思われる肉や焼きそばを巻き上げていて、
うおう、このタダ飯はecoだぜ、人間としてecoだぜ…尊厳もecoだぜ…と、
若干くらい気持ちになりました。
酔っぱらった森さんと近くのグループがサラダ油のボトルを倒した事に、
少しの間気づかずどぼどぼ零れているのをみているだけでゲラゲラ笑っていた。
森さんは酔っぱらってるのでいいかもしれないが、
その様子をみるだけで笑っている自分は何だろう、と一瞬冷静になったが、
澄み切った空、仲間とするBBQパーティーはつかの間のリア充感覚をわたしに与えてくれました。
BBQパーティも終わるころ、わたしは恋人と移動してWWWへ向かう。
今夜はカーネーションの30th記念ライヴ。
初期の楽曲を中心の序盤、通常営業の後半で見応えたっぷり。
直枝さんがひとりで出てきて「今なんの話をしたっけ」と歌い出したときの感じ。
そしてそこが本編最後のYoung Wise Menに繋がった時、
うまく言えないんだけどなにかのピースがぴたりと合って、それが快感だった。
優介も清水君も居て楽しく話したりした。
その後松永さんと清水君と恋人で中華料理店龍の髭で会食。
高田馬場まで電車で出て、西武新宿線に乗り換える新鮮な驚き。
この感覚もすぐ普通になってしまうんだろう。明日は下北沢でライヴです。