幻燈日記帳

認める・認めない

MAJI



前回の日記を書いたあと、風呂場でラジオを聴いていました。
伊集院光さんのラジオです。
オープニングトークで「これ、長くなります」と言った時、
私はのぼせないように水道の蛇口をひねって水を足したりした。
その数時間ほど前、録画した相棒の再放送を見ていた私に電話がかかってくる。
番号は表示されるけど登録はされていない。
電話からでて見るとお久しぶりな人からの電話だった。
話をしていると、私のやってるラジオでスカートをかけたいのだけれども、
CDを見てみると、JASRACへの登録がされていなく、
大人の事情からJASRAC以外の登録だとラジオで流せないのだけど、
そういったところへ登録されていますか?という確認の電話だった。
「スカートはJASRACには登録してませんし、
他のところにも登録していませんよ」と報告すると、
よく知ってる番組でスカートをかけてくれる、とのことだった。
たとえばE-ライセンスだとラジオで流せないのかー。
それって独禁法とかに引っかかるんじゃないのかねーとうっすら考えていたけど、
スカートの曲がラジオでかかる、それも、その番組の名前は、
伊集院光深夜の馬鹿力だ。
僕が中学生の頃に吹奏楽部の先輩から教えてもらって、
それ以来聴いたり聴かなかったりしている番組だ。
それこそ何年間も毎週欠かさず聴いていた時期もあったけど、
とぎれとぎれになってしまう時期があったのも事実。
僕よりも母親の方が熱心に聴くようになってしまって、
録音したMDをエプロンのポケットにウォークマンを入れて家事をしていた。
20歳を過ぎてしまうと深夜ラジオを聴く体力が少しずつなくなってしまったな、
なんて感じるようになってしまったが、
それでも私は月曜の深夜にラジオをひねれば、
伊集院さんのラジオが聴ける、という幸福は知っている。
その馬鹿力でスカートがかかるだなんていうからたいへんだ。
まず母親を叩き起こし、メンバーに緊急のメールを入れた。
かくいうぼくはここ数年お気に入りのラジオの楽しみ方である、
風呂に入って防水ラジオで聞く、というシチュエーションを選んだ。
いつものように長めのオープニングトーク
そして20分くらい過ぎたあたりでついに曲がかかり出した。
伊集院さんの「スカート セブンスター」という曲紹介。
今までも聴いていてときどき選曲が変なときがあったので、
密かに想い続けた「いつかは馬鹿力で曲がかかったらいいな」
というのがここで叶った。さすがに感動した。
音楽やってて本当によかった。
ラジオをきっかけに久しぶりに連絡取れた人も居て、
とてもいい気分で眠りに就きました。
夜更かしした割には早い時間に起きて、
冷蔵庫のあまりものを適当にかき集めて食事を摂った。
前日に新居に持っていき忘れた洋服類をカートに縛り付けて昼過ぎに家を出た。
大学のそばから出ているバスに乗り、成増で降りて、吉祥寺行きのバスに乗り換えた。
某バス停から降りて3分も歩けば新居につく。
つくづく実家から吉祥寺方面に縦に行く電車があったらいいのに、と思います。
新居に荷物を降ろして居間にPCを持ち込みCDRを焼いていく。
コンビニへ行ってコピーをする。新居に帰ってくる。
6時過ぎに支度を終えて家を出ようとするも財布が見つからない。
同居人に「コンビニ行って財布なくすってボンクラだなあ〜」と笑われてしまった。
我が家はジュースはケースで買ったのをシェアするので、
冷蔵庫の横のこびんに飲んだ分だけチリンと銭を入れる、
というシステムを採用している。
ガラナを飲んだとき、財布に小銭がなかったから、ツケにしましょ、
なんて思っていたのだけど、これが果たしてコンビニ行く前なのか、
それともコンビニ行った後なのかが思い出せない。
もしコンビニ行く前だったらどこかに落としているし、
行った後なら絶対に家のどこかにある。
いずれにせよ、財布が探しても見つからないというは、
限りなく完璧に近いボンクラ・エピソードであーる。
同居人から少しお金を貸してもらって納品に向かった。
ジャケットの内ポケットに小銭やお札が入るこの変な感じはなんだろう。
家に帰ってきてなんとなく布団に入ったらすぐ眠ってしまったみたいだ。
そして、今のこの現状がある、という訳です。