幻燈日記帳

認める・認めない

川を流れる木材のように



CDRを焼き、ジャケットを切り、ケースに入れる。
仕上げにCDRが確かに焼かれているかチェックする。
これが一連の動作です。夕方からはじめました。
部屋でやってもちんちんいじりだすのが関の山なので、
こういう作業をするときは居間でやるんです、私。
それでもtumblr見始めてしまうんだからプラマイゼロなのだろうか。
ときどき食事休憩や1時間ほどソファでの仮眠もしましたが、
結構がんばって150セットをつくりあげた。朝の6時だった。
熱い湯船が骨身に沁みて、ラジオ体操が心に染みた。
作業の途中、録画していた相棒の再放送もついに底をついた。
だが同居人が潤沢にアニメを録画していたので、
そこから「キルラキル」を選んで見始めた。
バトルものは性に合わないんだよね〜とかぶつくさいいながら見ていたが、
単なるバトルものではなく、全体の立ち振る舞いが非常にポップで、
基本的に巨乳には興味がない私でも大変楽しめました。


日曜日、私はなぜか水面を眺めるような気持ちで過ごしていた。
スカっとしない。気持ちが停滞している。
自転車のサドルの皮が破けてきた。
土曜日の帰り道渋谷でみた仮装集団楽しそうだったな。
どういう間違いが重なったら僕はあの場所に居れたんだろう。
少し考えて、今の自分でそこに居なければなんの意味もないことに気がついた。
するとおかしなもので未練のようなものや、後悔等といったものが、
その点に於いては内在していない、とわかった。
でも、あの楽しそうな仮装集団にどういう姿であれ自分が居たら、
と少しでも考えた自分を呪ってしまい、心に見事な穴があいた。
夕方買い出しをするために家を出た。自転車はスムースだ。
昔の事ばかり思い出す。高校生の頃だ。
僕の古くからの友人2人が恋人同士になって、
自転車通学だった友人の後ろには、友人の恋人になった友人が座っていた。
帰る方向が同じだったからまれに帰り道が同じになる事があった。
あの時のふたりを思い出す。割とすぐに別れてしまったな。
停滞していたはずの気持ちがささくれだってきた。
昔の事ばかり思い出すのはからだに悪い。