幻燈日記帳

認める・認めない

つじつまあわせ倶楽部



深夜に直近で最後に必要な数のCDRを焼こうと思っていた。
ダイニングチェアに座らなければならなかったのだが、
私が選んだのはテレビの前のソファだ。
昨日からの憂鬱は継続している。権藤だってこんなに登板しないよ。
あんなに大好きな冬が来るというのに。
どうも作業する気持ちにならないのは眠りたいからだ。
部屋でねむってしまうと大変なことになると思ったので、
ソファで仮眠を摂ろう、そうしよう。
寂しい気持ちが増殖してしまわないようにテレビはつけっぱなしにした。
気がついたらつけっぱなしのテレビから朝のニュースが流れていた。
くだらない芸能ニュースを繰り返し繰り返し放映している。
ぼんやりした頭でそれを眺めていると学生だった頃を思い出した。
この時間に起きなきゃいけない、という時間があった頃。
冬が近いから寂しい気持ちになるのか、
寂しい気分になっているのを冬に押し付けているのか。
果たしてどちらが健康的なのか解らない。
6時過ぎに、これならいっそもう一度このソファで眠ってしまおう。
何故かそういう結論に至ってしまった。だが1時間で目が覚めた。
さあどうしよう、ダイニングテーブルの上には課題が山積み…
と思ったら全然あんまり多くなくって、
サササッと2時間くらいですべて終わらせられた。
これなら昨晩パパパッと片付けて部屋で眠ってしまえばよかった。
風呂に入ったり、すべての作業が終わった事に関して、
開放感と達成感を得て、ソファでゆうゆう散歩みてくつろいでいたら、
アッという間に2時になっていた。嘘だろ、2時かよ。外は雨だ。
大量のCDRを抱え、バス、電車と乗り継いでJETSETへ向かう。
大量のCDRの納品を終え、少々の歓談を挟み、CDやレコードを買った。
だにさんこと中野友絵さんがジャケットを描いたNOHTENKIGENGOさんのCDRなど。
JETSETを後にし、ユニオンを物色していたら、
鈴木さえ子さんの「夏休みが待ち遠しい」7インチを発見。
こんなのあったんですね、購入。
下北沢の街を歩いていると明日ツチカさんの単行本の発売日だよなあ。
近所の本屋にも入荷あるだろ、とぼんやり思っていた。
すると数年前の私が耳元でささやく。
「昔のお前だったら神保町の某書店へ行って早売りのやつを買ってたよな。
忙しいふりしやがって。そうやってふぬけになっていくんだ」
なんだと、なんだと、くやしい、くやしいじゃないか!
私は新宿方向の電車に飛び乗っていた。
迷路のような新宿駅を越え、都営新宿線で神保町へ向かう。
地下から地上に出る。雨はほとんど降っていない。
外はすっかり暗くなっていた。だんだん寒くなってきた。
今日の私は父親に押し付けられたダサいパーカーを着ているから好感度高いゾ。
交差点を渡り、某書店へ。
少し探してみつけたよ「さよーならみなさん」
なんていいイキフンの表紙。手触りのイカすぜ。
快楽天の最新号も売っていたのでついでに購入。
楽器屋を少し素見したりして中央線に乗った。
あれよあれよと吉祥寺。そこからバスに乗ろうと思ったけど、
生憎時間が良くない。少し駅ビルを見物していると、
高級そうなスーパーの店先にマルセイバターサンドが売られていたので購入。
私はこのお菓子がだいすきなんだ。
いい具合の時間帯になり、バスにスムースに乗車。座席も確保。
15分ほど揺られて最寄りの駅についた。
数分歩いて家に着いて、同居人とわいわいやっていたらもう1時30分。そろそろ寝ます。