幻燈日記帳

認める・認めない

ジッと見つめる僕とほら吹き



母からメールあり。
兄が仙台に異動になったため、所有するiPadを譲ってもらう事になった。
もろもろ設定してほしいのでちょっと家に来てくれ、ということだった。
東京で兄の顔を見るのも随分先の事になりそうだしなあ。と考え、
渋谷での打ち合わせのあと、実家に一泊した。
着いてみると揚がっていたトンカツが冷めていくのを横目に、
母専用のメールアドレスの取得、facebookアカウントの取得、
そしてそのリンクを母のLINEの同窓会ページに貼付ける、という苦行を味わった。
LINEのページに「次男です。母に頼まれてfacebookのアカウント取得しました。
このURLから飛んでフレンド申請してあげてください」と告げたら、
数分後に「佐代子、いい息子さんじゃない。
息子のほとんどってマザコンらしいよ」と書かれてあって一気に脱力。
猫とわいわい遊んで1時前には就寝。9時前に起床。健康的だ。
早々に上石神井へ戻り作業を少しする。
納品のために必要なものはだいぶ揃えていたと思っていたのだが、
これがぜんっぜんそろっていなかった。
相棒の再放送見ながらCDRのジャケットを切ったりした。
夕方の手前ぐらいだったろうか、家を出てココナッツディスクに無事納品。
ご機嫌そうなレコードを一枚購入して駐輪場に自転車を預けた。
雑貨屋をいくつかまわってマグカップを探す。
あまりこれだ!っていうのがなくて残念。
ジュンク堂で本を数冊買った。
安部公房さんと名探偵カッレくんの2作目と川原泉さんの傑作選。
コメダコーヒーでそれぞれ少しずつ読み進めていたのだが、
お供にコーヒーゼリーは少しやりすぎたと反省している。
やはり飲み物がいい。スプーンを使い、アイスを掬い、
コーヒーをほじくりだす作業はまったくもって読書には向いていなかった。
渋谷のタワーレコードを偵察していた恋人から、
トーベヤンソン・ニューヨークのファーストシングルが、
無事店頭に並べられていることを知らされた。
店頭に並べられる、という経験はまあまあしてきたけれども、
今でもドキドキする。聴かれるべき人に聴かれてほしい。