幻燈日記帳

認める・認めない

(舗道に)花は咲いたか?



晩飯の種を買いに近所のスーパーに行く。
道中、床屋が放し飼いにしていた老猫が亡くなったと知った。
前を通るたびに挨拶をしたり、
ボケているので道で寝てたらおうちに戻したりしていたので、
とても悲しい気持ちになる。
ペットを飼うということはいつか必ず悲しいお別れがくる。
実家で飼ってる犬やうさぎやインコを何匹か送ってきたが、
年を重ねるほど悲しい気持ちになっていく気がする。
どついたるねんのある曲に、
「時代は変わる 焼きそばを食おう」というリリックがあったはず。
本当にすごいリリックだ。
時代が変わっても、先輩は焼きそばを食うと言っているんだ。
日本の食卓に馴染んだ、スタンダードな食事。
それを、時代が変わっても、先輩は、食うと言っている。
果たして私は時代が変わったとき、
焼きそばを食おうと言えてきただろうか。
晩飯を作り終え、食べ終えた頃、電話がなった。
私は個人練習の予定をいれていたのを忘れてしまっていた。
2時間半遅刻してスタジオにつくと、既に楽器は片されていた。
責められることなく、楽曲を少し整理して、
王将で焼きそばをつついた。
帰りの電車では2周目の「子供はわかってあげない」を。
この独特の軽さに惑わされないように、
真摯にページをめくっていった。