幻燈日記帳

スカート澤部渡公式ブログ

立ち振る舞いを見定めよ



禁断のワードを言う。
「忙しい」
もう一回言ってみようと思う。
「忙しい」
自分より忙しい人が居るのは重々承知だが、
呪文のように「忙しい」と唱えることにより、
「ああ、今は忙しいんだ。
だから少し何か違うように感じてしまうのかもしれない」
と思考をスイッチできたら、と考えるのだが、
それに素直に応じる自分と応じない自分がいるのも確かだ。


21日、喫茶店で打ち合わせ。24日に某ラジオの収録があるため、
そのための資料やらなんやらを話して進めていく。
そこに向かう途中実家から連絡が入った。
入院していた父親が退院したので寿司を食いにいこう、とのこと。
魚が苦手な私でもいか、たこ、いくらのラインは食える。
おいしいいかやおいしいたこは大好きなので誘いに乗った。
打ち合わせは少し長引いて、
それでもCOMIC ZINによらねばならない理由があった。
23日に迫ったコミティアのカタログを買っていなかったのだ。
110回目の開催という節目の回なので、
多くのサークルが参加する。事前情報がないと、
ただただ広いホールを彷徨い歩く亡霊になってしまう。
それだけは避けたい。のでCOMIC ZINでカタログを購入。
寿司を食いにいくのにも両親が現住所まで迎えにきてくれる、
というのでひとまず家に帰った。
たまたま恋人が遊びにきていたので4人で寿司を食べる。
この頃はまだ、私の手元にiPhoneはあったのに。
逢えたのは本当につかの間だったが、元気そうな父が見れたのは良かった。
見舞いに行ったときに鼻から酸素のチューブ通っていたりすると、
さすがにウッ(!陽気な人ではなく、胸にくる方)となったし。
部屋で翌日の荷造りをして眠る。割とよく眠れた方だ。
土曜日の朝にはテレビアニメ「プリパラ」を見るのが紳士の条件。
簡単な朝食を摂り、重い荷物を背負って家を出る。
新幹線で名古屋へ。この日はリゾームビルディングというイベント。
Homecomings、王舟くん、tofubeatsくんや、
向井秀徳さんなんかがでる楽しいイベント。
会場に着くと結構なにぎわいになっていた。
物販を広げ、Homecomingsをみたりしていたら、
自分のセットリストを考えていなかったことに気づいた。
急いで楽屋でどの曲をやるか、大まかに決める。
あれもやりたいこれもやりたい、となるのはきっといい事。
先行販売で持っていった「シリウス」も完売。
手荷物だったため少数しか持っていけなかった。
向井さんのライヴを見る。
小学生の頃に「透明少女」のPVを見たことをきっかけに、
中学生の頃大いにナンバーガールの影響を受けた私に取って、
弾き語りのスカートの次が向井さん、というのは、感慨深い。
ZEGEN VS UNDERCOVERが聴けて大感動。
つい向井さんに話しかけてしまい、写真まで撮ってもらった。
中学生の時の自分に教えてあげたい。
「おまえは最後の最後までナンバーガールのチケット取れなくて、
ライヴにはいけないけど、その10年くらい後に、
向井さんの前にライヴをするんだぞ」
そして次の日、その写真のデータが入ったiPhoneを紛失するんだぞ、とも。
王舟くんのライヴを少し見て、ホムカミ福富と熱い抱擁を交わし、
名古屋を後にした。帰りの新幹線は混んでいて、
ギターを自分の身体の前に置くとテーブルも出せない苦痛空間。
じぶんの胸に駅弁を押し付けてやっとこさ夕食を食べ終えた。
しばらく走っていくと新幹線が急に止まってアナウンスがはいる。
停電のため停車しているそうだ。
だんだんと暗くなる車内。twitterのTLに地震の話題がのぼっている。
揺れは感じなかったがとても静かな新幹線の車内は、
今後恐らく味わう事のないなんともいえない気分になった。
長期戦も覚悟してiPhoneのバックライトを暗くして、
あまり見ないようにしていた。
30分も経たないうちに運転は再開。
少し遅れたぐらいで家につくことができた。
翌日のコミティアに向けて同居人たちが慌ただしく支度をしていたので、
それを手伝っていた眠るのが4時近くなった。
3時間の睡眠を摂りまったく用意していなかった新たな荷造りを始める。
すべてが終わり家を出る頃にはもう残りの体力ないですよ〜
みたいな感じになってしまったじゃないか。
なるべく新作を持っていけたらと思っているのですが、
今回は「シリウス」の先行販売が目玉商品。
売り場を恋人に任せ早速買い物に行く俺。
尿意などかまわず買い物をする俺。
焦りにも似た感情でトイレに向かう俺。
抱えた戦利品とうまくやりあうためにだれでもトイレに入った俺。
そこでiPhoneいじったのが最後のふれあいになってしまった。
恐らくトイレに忘れたiPhoneがその後戻ってくる事はない。
きっと心ない人に売り払われてしまうんだろう。
それか海外に電話をかけられまくってたりしているんだろう。
コミティアに居る人たちはいい人たちばかりだろうから、
と、1時間ぐらいは携帯の機能を停めてすらいなかった)
ふらふらの頭で動き続けた事がここにきて仇になった。
本当にトイレでいじったのが最後だったかもよく覚えていない。
自分の中のサイコパスが突然目をさまして、
トイレにそのまま流してしまったのではないか、とさえ思っている。
茫然自失になる自分とコミティアという場でいい気分になってる自分。
そのせめぎ合いがずっと続く中、
そうか、これはむちゃなスケジュールで動いた事に対する、
人ならざる何ものかからの警告に違いない。
今回はiPhoneが攫われてしまっただけで済んだ。
財布も心も泣いているが身体が資本さ!!!
力強く叫び、打ち上げで盛大に肉を食べました。
私は語り部となり多くの場所に趣きこう伝えるべきなのかもしれません。
「"iPhoneを探す"は最新のOSにアップデートしていないとダメだし、
iCloudのアカウントを生かしておかないとダメよ。」
明日は明日の風が吹きます。
バックアップは定期的にとってはいるものの、
最後のバックアップは17日でした。
悔やむべきは3日ぐらい前に思いつきで作っていた曲の、
ボイスメモが失われてしまった、ということと、
向井秀徳さんとのツーショット写真の元データがない、ということだ。


業務連絡
という訳でしばらく私、連絡つきません。
メールもsawabe-records@hotmail.co.jpまで頂ければと思います。
ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくおねがいします。