幻燈日記帳

認める・認めない

ドゥビずさむ歌はなんだい



朝からポール死亡説が現在に至るまで続いていたと知り、
少し憂鬱な気分になる。
あとあと調べていたらでたらめな記事だったのでよかったが、
リンゴがボケて…とか、ポールの娘はいったいどうしてしまったんだ、
すべての悪意がポールに向かっているじゃないか、
なんてイヤな気分になってしまった。
部屋を出る支度。
カバンは持たずに納品するCD100枚が詰まった段ボールだけを、
小脇に抱え練馬区から流通会社、ブリッジのある目黒区へ。
夕方のちょうどいい時間帯、電車では児童文学を読んだ。
数ヶ月前に放っておいてしまったやつをまた少しずつ読み進めている。
段ボールを小脇に抱えた太い人間が、
カッレくん読んでるのは果たしてどうなんだ。
外は夕暮れが近い。いくつか乗り換えを経てバスに乗った。
まだ陽も落ちていないのに結構な混雑のバスに揺られ、
緩やかに坂を下り、まだ上る。目的のバス停で降りると、
ちょうどいい空模様。流通会社の打ち合わせスペースが、
窓から見えるのだが、見慣れた後ろ姿が。
牧村さん(大学の恩師)だ、
今日は何かの打ち合わせかな、と思っていたら本当に牧村さんだった。
それなのに僕は何故か「わ!牧村さんじゃないですか!ビックリした!」
みたいなリアクションを取ってしまった。
「やあ、澤部、久しぶり。10年振り?」
牧村さんの方が一枚も二枚どころか百枚ぐらい上手なのだ。
もっとやりようがあった、と反省しきりだ。
担当の新実さんに納品分を渡して最近の近況をやりとり。
納品なんて家から送ればいいだけなのに遠方ではない限り、
手渡しで納品しているのはこういう時間が多分好きだからだと思う。
帰りはバスに乗らず、学芸大学から新宿三丁目に出た。
ユニオンに寄ってシャムキャッツの新譜と、
知り合いのバンドなんだけど買いそびれていたシングルが、
中古で出ていたのでそれも購入。
新品特価のアナログ盤も一枚救い上げた。
手ぶらで街を歩くのはとても好きだ。
カバンがあるのは便利だし、手袋と文庫が入った、
左のポケットは割と重いしかさばっている。
寄り道をしていたら家に着いたのは10時前とかになっていた。
食事を終え、居間に機材を持ち込んでデモの録音。
長めの時間湯に浸かり、この時間という訳ですのよ。
追伸。どうして沖縄なんだ!東京でもやれ!という声が、
いくつか届いておりますのでなんかやります。乞うご期待。