幻燈日記帳

認める・認めない

欠けた茶碗の気持ちになる



一日中PCとにらめっこして雑務を処理し続ける。
起きてからのんびりして2時過ぎから始め、
相棒の再放送を4本ぐらい消化してやっと終わりが見えた頃には、
窓の外は暗くなっていた。
洗濯物を洗濯機に入れ、多くの人が頭のなかで、
「縮むからやめなさい」というのを振り切りランドリーの乾燥機にぶち込んだ。
食事を作り、食べて、片付けをするとあっという間に遅い時間になってしまった。
古紙回収の日だったので古い雑誌をいくつか縛っていく。
書店でアルバイトしていた時に習った技術だが、
もういろいろ忘れかけていて少しガタガタになってしまっていた。
ダンシャリなんて嫌いだけど、
それにしてもこの部屋は物であふれすぎている。
僕より物が多くて苦しんでる人はいるだろうけど、
そう思って自分を追い込んでいくか、
富豪にでもならない限りはぼくの部屋が片付く事がない気がするのだ。
丁寧に残してあったコミティアのカタログを思い切って、
いくつか捨てると雑誌のコーナーにだいぶ余裕ができていた。
布団に潜りこみ読書灯のスイッチを入れ、
レイ・ブラッドベリの「十月はたそがれの国」を久々に読み返す。
短編集なので収録とは逆の順番に読み返していこう。
歯を磨いていたことを忘れ、栞になるようなものはないか、と、
見回したが、どこにもなく、
読書灯のあかりの外を手探りしてみると、
一枚の紙切れに当たったのでそれを本に挟むと、
読書灯のあかりに迎え入れられた、
コロッケさんの北島三郎メイクが眼に飛び込んできてひとしきり笑った。