幻燈日記帳

認める・認めない

ジャンクの面影



前日がなんとなく宵っ張りになり起きたのは11時過ぎだった。これだからフリーターはやめられない、と思ったら土曜日だった。昨夜の鍋の残りに乾麺ぶち込むやつをキメた後、読書、レコードの整理。ちょっと先だけど気持ちはもう1月にある新宿LOFT40周年の川本真琴さんとNegiccoさんのイベントでのDJに向いていて、あるテーマに沿ってレコードを改めて聴き返す。西尾雄太さんの「入り勝ち」も読む。なんて最高な昼下がりなんだろう!ろくなことない人生でも豊か!VIVA人生!こんな気分になるのも今日が友人の結婚パーティだからだろう。白シャツにニットタイ巻いてピンクのカーディガンでバシッとキメた。姿見を見てわかっていたけど会場に着いたら「富豪みたいだね」と言われる。ですよね〜。ボウリング場での結婚パーティは非日常、っていう感じでひたすら最高だった。バンドマンの友人なので演奏ももちろんあり。演奏そっちのけでメシを眈眈と狙うものも居て、それが私(クズ)だ。心の底から祝福します。いつまでも幸せで居てほしい。
会がお開きになったあと、なんとなくその場に居た数人で2件目へ。パーティ会場でもジンジャーエール、コーラ、烏龍茶のローテーションで回したのにあまりにもメンバーが珍しかったのでついビールを飲んでしまった。とてもいい気分で帰路につく。帰り道に最近なんとなく聴いていなかった自分の今やってる録音を聴いたらすごく良く聞こえた。未来は希望しかないな〜みたいな気持ちになりつつ、すぐに現実が杭を打ち付ける。些細な事の積み重ねで気持ちが塞がるのなら、些細な事の積み重ねで気持ちを湯煎で溶かすしかない。「21世紀の世界はこんなに素敵さ」なんて歌詞を口ずさむだけでもいいんだ。