幻燈日記帳

認める・認めない

ゼイ・ゴット・ロスト



2016年は健康になる、と同時に掲げた目標のひとつに爪を噛まない、というのがある。2月に入ってからも無事続いていて習慣だからやめられないと思っていたけどなんとかなるもんだ。小さい頃からずっと爪を噛み続けてきたから爪切りを使って爪を切るのがこんなに難しいことだとは。形がうまくいかない、ケバだつ感じがありヤスリを過剰にかけてる気がする、飛び散る。足の爪を切るスキルとはまた別だな。爪を噛まないという習慣がいつまで続けば上着に爪がひっかからなくなるのだろうか。
ユーロスペース豊田道倫さんの「1996年-2015年映像集まとめ」を観た。豊田道倫という男の20年。豊田さんは僕の多感な頃のスターのひとり。2010年のペンギンハウスでの久下さんとのデュオでの映像がすごすぎて鳥肌が立った。2010年は僕が丁度豊田さんのアルバムやライヴを熱心に追わなくなってしまった時期で、その映像は仲間内ですごいライヴ、という話を聞いて観にいけばよかった、と後悔したライヴの映像だった。豊田さんの音楽は自分の気持ち次第で劇薬にも、砂糖にも、水にも、酒にも、なんにでもなった。ほんの一言に目が覚める。そのヒリヒリした気持ちを思い出した。だがそれはノスタルジーではない。3/12、豊田道輪&mtv band、直枝政広、スカートでライヴ決まりました。11年前、"東京の恋人LIVE"を観たo-nestです。
コミック高岡でなんとなく目が合った高松美咲さんの「カナリアたちの舟」を読んだ。濃い目のSF色も独特の絵柄でスッと入ってくる。面白かったし、登場人物のアレコレを考えてモヤモヤする感じは言い方悪いかもしれないけどアフタヌーンらしく、それこそ10年前の自分に読ませたらなんて言うだろうか、なんて考えたりした。最近のアフタヌーンが気になってサイトを見てみたら木村紺さんの「マイボーイ」の3巻が去年の9月に出ていたという事を知り、自分のアンテナのサビつき具合にがっかりした。映画見ている場合じゃないぞ。