幻燈日記帳

認める・認めない

チェック・マイ・マッシ〜ン



ド根性追い焚きの湯船に浸かり自分の新作に思いを馳せる。昼食はパスタを茹でるも麺と一緒にパウチも暖める怠惰なスタート。この日からビリオンで開催されるフリーマーケットにどうしても行きたかったのだがミックスに向かわなければならなかったのでしょんぼりしていたら恋人が代わりに行ってくれるという。牧村さんの出品予定リストの中でどうしてもほしいものがひとつあるのでそれを頼んで私は緊張しながら西武新宿線東西線、銀座線と乗り継いだ。初日は実作業よりもこういうレコードが好き、という話を中心に据える。角張さんも交えてミュージシャンというか音楽を作り上げていくのに重要な雑談の部分。(これに関しては慶一さんとあだ麗さんとの鼎談に詳しいです→http://www.cinra.net/interview/201512-suzukikeiichi
ひと通りの雑談を終えて社長と僕で打ち合わせ、その間に葛西さんが実作業をしていく。1時間ぐらいして戻って音の確認。もうちょっとリヴァーブの感じが密室っぽい感じ……と意見を出すんだけど模索していたらこの沼、Sokoナシ沼だ、と気づいてアルバムの曲順で並べた時に均すことにした。ストリングスの入っている曲のミックスが自分の今までではなかった部分なのですごく新鮮。「ストリングス入る前のフロアタムだけ少し大きくしてストリングスの導線にしましょう」とか細かく指定していって全体像をみんなで少しずつ良くしていく。録音をした葛西さんと演奏をした僕だけじゃなくて角張さんが居るのはこのアルバムにとってはすごく重要なことかもしれない。
恋人から連絡が入る。出品予定リストに入っていたMr.オクレさんの「イタイのそこが」7インチがまだ出されていなかったらしく直接牧村さんとやりとりすることになった。果たして恋人を使ってMr.オクレの7インチを買おうとした行為は私の四十九日のお裁きでギルティとされるのだろうか。
ミックス快調、スカートのニューアルバム『CALL』は4/20、カクバリズムよりリリース。