幻燈日記帳

認める・認めない

気をつけろ患者



現在発売中のユリイカにぼくが書いた短歌が載っているんですが、そこに「必要なものから壊れていって首が回らん」という事を書いたらその後もじわじわと必要なものが壊れていきます。MacBookProは壊れてしまう前に手を打たねば、とMac miniを購入。シェアハウスの元同居人からモニターとアームを譲り受けていたためだった。届いた初日は画面が映らなかったりして地蔵になりかけていたが、すぐに石化は解けて今では快適にネットサーフィン、音源制作が可能となりました。新しいmacにニヤニヤしながら頼まれもののデモを作っていたら今度はMIDIキーボードが逝去。10年間、だましだまし使ってきたがいよいよ限界です。全然ダメ。今はサウンドハウスや楽器店をめぐってどれがいいかと考えている。


漫画を買っては積み、積みしてしまっている。電車で読めなくなってきたのも理由のひとつだろう。ともかく集中力がもたなくなってきた。老いです。


2日続けて普段は行かないような社交場に顔をだす。ひとつはゴロニャンずミュージアムの打ち上げ。シラフ&人見知り&心の壁が人より厚いわたくしにかかれば知らない人がたくさんいる!知ってる人は出来上がっててそれどころじゃない!というある種の試される空間に。そういう時は決まって悪い癖が出る。熱く音楽を語るところに混ざって真面目に「いや、それは…」とか平気な顔で言ってしまう。さらに最悪なのはそれを楽しんでいる自分がいるのだ。バツが悪い空気を纏いながら飛び乗れ最終列車。その翌日は社長に呼ばれて終日oneの一周年イベントのDJお手伝い。ターンテーブルがないからCDで、と言われていたのでCDを選んだら軽くて驚いた。DJはレコードでやることが多いのでこれさらにUSBとかでやるようになったら本当に楽だろうな、と。社長やゼキさん(CALLのMV監督)が居たからか不思議と息苦しい感じはなく、コーラ2本、メロンソーダ2杯、オレンジジュース1杯、ホットドッグ、からあげ、とうもろこしのフリットとオーダーだけが重なっていった。仕事終わりに六本木でポケモンをゲットしていた恋人と落ち合って家からちょっと離れたファミレスでハンバーグつつき出す始末。追い黒ウーロン茶でなんとかリセットしようとするも翌朝の体重計は無情にも130kgと表示されていたのであった。


ceroのフェスにもいかないで明日ある新しいプロジェクトのために譜面書き…と思っていたら五線紙が切れていたため自転車に乗って吉祥寺へ。無事数匹のポケモンと五線紙を手に入れ本来だったら寄らなくてもいいはずのココ吉へ。「君はここでこんなことしてないで明日の支度をした方がいいのでは?」「うるせえ!」自転車のスタンドをガチャンと鳴らして意気揚々とお店に入る。取り置いてもらっていたレコードを回収。トッキーニョとヴィニシウスのレコード、ブライアン・ウィルソンが70年代に制作をしたが頓挫したというアルバムのブートを購入。トッキーニョとヴィニシウスのアルバムは去年1000円再発で出ていたのだけど一聴した感じのコンプ感が個人的にはつらくて曲は最高なのに何度も聴けないな、と思っていたアルバムだった。レコードならいくらかやわらかいだろ、と思って買ったらいくらかどころじゃなく、繊細なコンプ感で一体どうしてこうなった!と感動の涙をひとり流しております。