幻燈日記帳

認める・認めない

(できれば)静かな夜がいい



ちょっと前の話だが、ひっさしぶりにプール通いを再開した初日、ワムとかかかっていたのに休憩時間に採暖室入ったらPILの"Flowers Of Romance"が流れだした。これは祝福されているんでしょうか。


どちらかと言うと右耳が悪いわたしですが、ついに左耳に不調が現れた。左耳の鼓膜がぞわぞわするのだ。人より耳鼻咽喉に危機感を常に抱いているわたしはすぐに医者にかかることにした。風は涼しいが、日差しはバリバリ殺しにかかってくる。自転車に乗って仕事で作ったばかりの歌を思い出しながら耳鼻科に着いた。問診即耳にほっそいカメラを入れてみると左耳の奥の方に髪の毛が入っていた。これが時々悪さをしていたのだろう、と引っこ抜いてもらい、平和が訪れた。昨年の4月の入院以来、ちょっとしたことで病院に行く癖がついてしまって、あまりいいことではないのかもしれない、とか思っていたが、メンテナンスはするに越したことない、という結論に至った。


大幅な宅録環境改善に踏み切る。コンデンサーマイク導入。これまで57しかなかったのでアコギや歌を録るのが楽しい!最高!MIDIキーボード新調!演奏中に急にパンがふれたりすることがなくなりました。最高。リズムボックスとエレピの回線をまとめて小さいアンプから出す事に成功。最高。モニター環境の改善。今まで実家にあったコンポ(1994年製)のアンプとチューナーを使ってCDやレコードを聴いていたのだがこのアンプにレコードだけじゃなく、PCもつなげるようにして新しくモニターを買わないという節約を敢行。慣れ親しんだスピーカーからリアルタイムで自分のデモが流れるというのはとても不思議なものだ。好きなレコードと聴き比べてどうやったら音って良くなるの?という底なし沼のクエスチョンが浮かぶ。いやいやいや、これはデモ。これはデモですよ、と言い聞かせて散らした。


何度も何度もしつこく修正のやりとりをすると想定していた仕事がまさかの一発オッケー。その反動で12歳の頃からの友人Mと高校生の頃からの友人Kと恋人で我が家で15時集合で朝まで桃太郎電鉄HAPPY、ぷよぷよ通。20年以上前のマシーンで20年前のゲームをひたすらやっていく。Kと僕は日頃からふらふらしていて、こんな日があってもいいよな、と甘い事考えていたが、メディアの仕事をしていてまとまった休みなんてひっさし振りだというMの貴重な連休がゲームに溶けていくその様は見ていてスリリングだった。24時間ピッタリ起きていた一日だった。