幻燈日記帳

認める・認めない

じゃじゃ馬娘の横顔



年末年始とはなんだったのか、というぐらいにバタバタした日々が過ぎて落ち着きを取り戻した部屋と身体と気持ちで少しゆっくり出来ている。友人が送ってくれたCDを聴きながら漫画を読んでいたら、音楽で熱い気持ちになって漫画を読む手を止めたり、漫画で熱い気持ちになって音楽を一度止めてしまったり感情が忙しい。
昨日はzeppでライヴだった。zeppは数えるくらいしか行っていない。東京事変電気グルーヴcero小沢健二の4回のはずだ。えっ、そんな錚々たる方々が演奏したステージにこれから立つんですか。身支度をして部屋のドアに鍵をかける。廊下から見える半年前に暮らしていた一軒家に洗濯物がかかっているのが見えた。新しい暮らしが始まっているんだな。車のエンジンをかけるにはちょうどいい希望と感傷だ。ライヴは最初の2曲は緊張した。とにかく緊張した。1曲目の「スウィッチ」なんか今自分が弾いているフレットは8フレットなのだろうか、と、わかりきったことを気にしてしまったりした。演奏の評判は上々。とにかくいい経験になりました。本番後、自分の楽屋に戻るとき、清竜人25さんの楽屋から笑い声が聴こえてきたのが最高にぐっと来ました。深夜にライヴがあるボーイを除いて残ったメンバーとスタッフでバーミヤンで打ち上げ。バーミヤンがある世界に生まれてよかった。
一昨日に放送が開始された「山田孝之のカンヌ映画祭」の音楽を担当しています。新曲「ランプトン」は編集が済んだ6話分のドラマを鑑賞して書きました。回が進むごとに味わい深く感じるはずです。凄く面白いドラマです。狂気とクリエイティヴィティは表裏一体、という事を改めて突きつけてくれます。http://www.tv-tokyo.co.jp/yamada_cannes/