幻燈日記帳

認める・認めない

第三ゴルゴタキャンプ場



4/21
ライヴの前にコンビニに寄る。フリフリの衣装を着たアイドルさんらしき集団とすれ違った時、その中のひとりがなんかの袋をずっと振り回していて、それが僕に当たってしまった。よくあることだ。「すみません」とか言われたら「いえ気になさらず」とか言おうと思っていたのに「あっ」としか言われず、目当てのものを取り、列に並んだ時、その子たちが小声で「絶対機嫌悪くしてるよ」「レジ終わったら逃げよう」と話しているのがきこえてきて、なんとも言えない気持ちになった。


4/27
レコーディングの帰り道に車上荒らしに遭う。誰も金品を強奪する必要がない東京の一等地に実家がある清水の家に機材を返却した際の出来事だった。12時間に及ぶレコーディングを終えた後、手際の悪い警察官による指紋採取、事情聴取、書類作成が終わった頃には事件発生から3時間以上が経過しようとしていた。しかも書類や現場に関する事に不備があり、+2日の追加拘束。その分熱心にこっちの話も聞いてもらいつつ事件がなんとか解決するようにお願いするけど気持ちとしては警察の方と盗られた24000円の墓を建てるようなムードに。


2年前の4月、私は急性扁桃炎でぶっ倒れ、3本のライヴをキャンセルしてしまった。2年前の4月は異常な忙しさだった事を思い出す。2度目のゴールデンウィークを無事に乗り切ることが出来た。実は今年も似たような状況に陥りかけていた。車上荒らしに遭った二日後、改めて現場検証になるはずだったのだが、喉の違和感を感じ取った私は即キャンセル。いつも行ってる耳鼻科に飛び込むも既にGW休暇。華麗に泣きそうになっているところに恋人から「XX医院なら空いているのでは」とアドバイスを受け早速飛び込む。診てもらった結果「入院するようなものじゃない。あと君は一年中マスクをしてた方がいい」という診断をいただく。2年前と違うのは声が出る、ということ。唾も飲める、ということ。じゃあ大丈夫じゃねえか、と思うんだけど2年前がありますからね、慎重になります。でも無事に魔のGWを乗り越えたので近所のスーパーで半額になっていた和牛ブロックを衝動買い。ローストビースっぽくして食べましたとさ。