幻燈日記帳

認める・認めない

ここがバザーだ



仕事が終わった!明日からは久しぶりにまとまった休みだ!とエレベーターに乗り込むところで父からメールが届いた。母が足の小指を折ってしまったけれども、明日から父は泊まりで釣り、兄は大阪旅行だという。親子ともども骨折したことが過去になく、対処の仕方がわからないというのもあるが、それぞれ天秤にかけたら足の小指の骨折くらい…となったのだろうか、薄情にもそれぞれの予定を遂行することになったそうだ。翌日、実家に行き母の手助けをする。下半身不随になってしまった(きっと散歩が嫌いすぎてそうなってしまったんだ、という話になっている)バセットハウンドの世話が一番たいへんそうだった。実家に帰ってもぴゃーっと帰ってしまうことが多かったので、じっくりと話ができたし、見ていなかったアメトーークを何本も見た。年を取るのは人間だけではなく、実自体も年を取ったな、と少し感じた。作業部屋に戻ってmixiを開いてみる。レイバンスパムメールが何件が来ている。10年前の日記を読んでみる。生意気なことも言っているのだけど、これから、あれから本当に10年経ったのかな。時間と仲良くなりたい。いろんなことを考えているうちに考えていることがいやになってしまって、置いていかれるのではなく、景色を見ているのに何も見ていない、どこにも焦点があたらないような焦燥を思い出した。