幻燈日記帳

認める・認めない

東京佐賀福山

7/19

早めに起きて投票へ向かう。行って帰ってきただけだったのに汗だくになってしまったため、シャワーを浴びていたらクアトロの入り時間に遅刻。ツアーも4本目ぐらいになるとリハーサルって慣れてきて結構いい加減にやる(いい意味で。体力の温存にもなるし)もんなんだけど、それぞれ結構しっかり確認していった。リハが終わってヘルシンキのリハを少しみてLOFTに買い物に行く。ペンとかドライシャンプーとか買って楽屋へ戻り、弁当を食べる。用意されていたものは二種類。一つは生姜焼き。もう一つはカツ。とんかつかな、と思ったのだけども、しかしこのカツ、様子が少しおかしい。切れ目がないのだ。先に弁当を食べていた数名もそこを不審に思い、カツの方には誰も手をつけていなかった。ここで先を行かずして何がフロントマンだろう。カツを選択して食べてみたらシャケのカツでした。

ライヴは好調。やはりホームと言うこともあり盛り上がるお客さんを前にその熱にあてられず冷静に演奏することが出来た。どんな曲をやっても(それこそ「アンダーカレント 」とかで!)大歓声があがっていたけど終盤「トワイライト」を演奏し終わった頃には(心にもないことを言うよ!)いたずらにフゥー!(すまない!本当は嬉しいよ)とか言われなくなって大きな拍手だけが鳴り響いたことがグッとお客さんをアルバムを軸にした世界に引き込めた、と言う手応えになった。演奏が終わって、サイン会を終える。クアトロを出るとじとっと嫌な夏の感じ。車を取りに駐車場へ向かい、鍵を開けてバンッとドアを開ける。運転席に座ると少しだけ涼しく感じた。エンジンをかけるとエアコンがかかりだした。一番低い温度設定で、風力もまあまあ出ていた。夏の抜け殻とはこう言うことだったりもするのだろうか。

7/20

家に帰り支度をする。なんだかんだであんまり眠れず佐賀へ向かった。行きのバス、飛行機、めちゃくちゃ眠った。Living Alohaは二度目の出演。ビーチパーティに二度目のお声がかかるなんて!会場はあいにくの雨模様なんて言い方があるけれどその向こう側に広がる土砂降り。お客さんは大変だったかもしれないけれども海に向かって歌う身分としては土砂降りの雨が海面を駆けていくのが見えた。こんな経験は絶対に出来ない。チェックで歌っていた「アンダーカレント 」がとても印象に残った。本番が始まると少し雨は弱まり、最後に演奏した「静かな夜がいい」でまた土砂降り。海に向かって歌った「花束にかえて」はきっと当分忘れられない。

7/21

Living Alohaは佐賀だったけど宿は福岡。なのでお昼をハイダルで食べる。土日祝限定メニューにようやくありつけた。うまい。辛い。とにかく辛い。でもチャイまでいくと全て整う感じがするから不思議だ。ところで、悠長にカレーを食べてる間に福岡も土砂降りになり、最初は食べ終わったら大きい道路まで出てタクシー拾うつもりでいたけどそうは行かない感じに。しかしjapan taxiのアプリではタクシーもまったく捕まらない。新幹線の時間もあるので検索してタクシー会社に電話しても振られ続けていたところにハイダルさんからDidiと言う福岡に特化したと思われる配車アプリを教えてもらって即DL。結局最初にjapan taxiのアプリで車探してから30分経ったころ、ようやくDidiでタクシーが捕まった。雨ということもあり、結局最初に乗るはずの時間には間に合わず、乗車変更をしてもらう結果に。大変失礼しました……。

広島は福山、ポレポレにてさとうもかさんとツーマン。自分の出番は最初固かったけど徐々に伸びていった気がする。最初の5曲はツアーと同じ曲順、アンコールはツアーの本編ラスト2曲をやる、と決めてあとはフリー。3連チャンの最終日、もっと燃えカスになってるかも、と思っていた割には充実した演奏になった気がする。汗を拭くためのタオルを背後に置いていたのだけど、その背後には大きな窓があった。汗を拭くために振り返るたび、街が少しずつ暮れていって、最後には夜になってしまった。久しぶりに演奏した「すみか」が印象に残った。終わってみなさんと「そのだ」で打ち上げ。ラムパクチー炒飯、最高でした。