昔のことを思い出さなきゃいけない案件がふたつほどあったので、どうしても埋められない記憶を過去の日記を読むことによって掘り起こした。ひとつは収録。自分の好きな音楽を沢山紹介するプログラム。これはいつか告知します。もうひとつは松永良平さん「ぼくの平成パンツ・ソックス・シューズ・ソングブック」出版の一環のイヴェントで、スカートの故郷、ココナッツディスク吉祥寺店で明日(1/10)に開催されるトークショウのため。10年前の自分は(特にmixiでは)露悪的に振る舞おうとしていた気がしていたからあまり気が進まなかったのだけど大学を卒業するときの日記で『高校生の頃に長谷川きよしさんの「卒業」という曲を聴いて、当時「高校を卒業して、もし、大学も卒業したらこの歌みたいな気分になるんだろうな」と思っていたのだけれども、卒業式も控えた今でもなお、その実感はない。能吉利人さんの書いた詩のような気分、というよりも、斉藤哲夫さんが歌った「何気なく窓越しに耳寄せれば、淋しがり屋、皆んなが歌い出す」というような気分。』と書いていたのには驚いた。
ついこの間だけど去年の暮れ、友人のゼキ(映像作家の大関泰幸)さんと恋人とでごはんを食べているときに「来年で10周年っすわ」と言うと「来年は俺がさわまんの日記を編集してZINEを作る」と冗談なのか本気なのか妙なムードの口調で迫られたことを思い出した。