幻燈日記帳

認める・認めない

在宅・月光密造の夜

4/11にホールライヴをやる予定だったのにコロナウイルスの影響でやれなくなってしまった。配信はやろう、とみんなで盛り上がっていたけどそれすら叶わなくなってしまった。なのでカクバリズムのタッツに知恵を借りてカクバリズムのアカウントから在宅で配信することになった。前日の夜、カレーを仕込みながら動画配信に必要なスキル、設定などを教え込んでもらって無事配信はできたのだが、アーカイヴを聴き返してみると音が悪かった。せっかくスパチャで課金とかもしてくれたのに申し訳ねえ〜。これをバネに定期的にやっていこうと思っていますのでよろしくおねがいします。今回、セットリストも珍しく事前に決めました。こういうのはきっと最初がお客さん一番多いだろうからいわゆる代表曲とされるようなものをストレートに演奏してみたけど、今後はもうちょっとゆるいのとかリクエスト大会とかもやれたらいいよね。

ライヴを終え、家に帰る、という行程がないのも不思議だ。iPhoneで音楽を全曲シャッフルで流しながらの帰り道がないんだ。車にも乗っていない。達成感はあったのだけど、その達成感の先というのが普段はあったんだな、と実感した。むちゃくちゃなインスタントラーメンを食べて、その日のライヴの録音をチェックする。リハーサルの録音で使っているレコーダーだけだと弱かったので急遽SHURE SM57も立てた。大学生だったかの頃に豊田道倫さんにライヴ会場で「ROCK'N'ROLL 1500はレコーダーはTASCAMの8tr、マイクは全部57で録った」と教えてもらって「まじかよ!すげー!」と買った57だった。だが、つい最近「全部(SHURE SM)58」と言われて大いにずっこけた。聞き間違いだったとしてもささやかな運命の分かれ道のひとつだった気がする。

録音をチェックだけするつもりだったのだけど、なんとなくそのまま作業を始めてしまった。トラックを分けてEQやコンプ、リミッターをかけてみる。ノイズが乗っちゃったところをいろいろ工夫して聴きやすくしてみる。自分のなかでいい具合になった、というところでスタッフに向けて送信。作業をして頭が冴えてしまったのか、ねむたくて布団に入ったはずなのになかなか寝付けなかった。でも、プロモーションを終えたあたりからまったく働かなくなっていた頭がやっとちゃんと動いた、という感じもした。数日前の日記でも似たようなことを書いているあたりから察するに、そう思わないとやっていられないんだろうな。

アーカイヴ、しばらく残そうと思っています。作業した音源もなんらかの形で発表できたらと思っています。音、じゃみじゃみだけど雰囲気だけでも楽しんでもらえたら〜

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