幻燈日記帳

認める・認めない

はちみつの滝

作業の合間にどうぶつの森トランプマンの服を作った。これがいい具合なんだ。その後も作業はしていたがやっぱりなかなかうまくいかない。しかし昨晩の感じからは少しずつ先に進んでいる、かつて曲を作っている時のような雰囲気がした。曲に入っていける瞬間があった。日付が変わる前に事務所から催促のLINEが届く。今からでも入れる貸しスタジオはないものか、と調べるのだけどどこも22時で閉めてしまっていた。ここ一年ぐらいは曲書くときは深夜の貸しスタジオと決めていたのに、そうできないのがつらい。しかしその後、追い込んでいった結果、やっと形になるきっかけを掴んだ。思い切り歌いながら作れる時間ではなかったからか、メロディが口をついて出るのではなく、アイデアがメロディのきっかけになった。簡単なスケッチを録音して残りは明日とする。気に入って欲しいけど、今はそれ以上にようやく、本当にようやく頭が働いたような気がして嬉しい。ここからさらにいつかに戻ることはきっとない。「あの頃の通りだね」「何にも変わらなかったね」なんて都合よくいかないことはわかっている。どうやって生きていく?そう問われているような気さえする。だからこんななまけものだけど少しは気合を入れなくては、と思うのだ。でもそれはすこし、さみしいことなのかもしれないよ。

スケッチを送信、風呂をあたため、iPhoneで深夜便を聴く。今夜はテレサ・テン特集。「つぐない」を聴くと子供の頃、親族の新年会とかでこの曲を叔母が歌った、ということをなぜか思い出す。