幻燈日記帳

認める・認めない

(まるで)(ゾンビ)映画のように

9/8

 

まだ詳細は決まっていないけど配信のライヴのため、某ライヴハウスにて弾き語りの撮影。ワンマン終わって日が浅かったからか、調子は大変よかった。どんな演奏だったか早く聴きたい。共演は誰とかいっていいのかわからないけど記念撮影がdropされていたから、彼らはいいのだろう、藤井洋平さんのライヴを久しぶりに見れた。2009年に高円寺のサブカル喫茶で共演した時はこうなるなんて予想もできなかった。その時はNRQも一緒だったし、藤井さんはまめッこ名義だった。我々にも歴史というものがついて回ってくるようになってなんだか楽しい。とにかく藤井洋平は最高だった。誰もいないフロアーにむけて(愛を込めて)洋平ちゃん(敬称略)がギターのヘッドを垂直にあげたとき、なにかがスパークする。私は今、とても美しいものを見ている。これは未来の音楽なのだろうか、だがその未来はこれから未来になり得る今、その今に宿る未来の音楽だと感じた。

 

9/11

 

Kaedeさんの生誕祭。パンパンの機材を詰めたSUZUKIのワゴンRは横浜へ向かう。会場はオープンして間もない1000CLUB。一番好きな有料道路である第三京浜(・安い・三車線・まっすぐの三拍子揃っている!!!)をまっすぐで辿り着けて、ハマコー気分を束の間味わった。会場に入るとなおみちさんが既に入っていた。そこから続々と会場入り。楽屋でぼんやりするのもそこそこにひとりギターアンプと向き合う。事前の通しリハーサルの音源を聴いてギターソロがしょんぼりしていたからだ。オルタナティヴ・ポップを掲げ損ねた我々でも少し寂しく成る音像だったため、もうかれこれ5年以上は踏んでないであろうBOSSのブルースドライバーを引っ張り出してきて派手さを出すことにした。持ってきたエフェクターの並び替えや音の感じを一人で確かめていく。ブルースドライバー、シックアスのディストーション、いつも使ってるフェイザー、ほとんど使ったことがないコーラス、フタ開けたら入っていた電池の使用期限が2017年で切れていたディレイを足元に並べる。過去にここまでエフェクターを並べたことはなく、ついつい足元の写真を撮ってしまったし、本番ではクラウドナインのソロ明け、エフェクターの切り替えで派手にミスってしまった。慣れないことはするもんじゃないという気持ちより、たまには冒険しないとどうにもならないこともあるよ、という気持ちが僅かに勝っている。本番でまともに弾けたことがないでお馴染みの「スウィート・リグレット」のギターソロもミスタッチはあったけど崩壊しないで弾ききれたのも嬉しかった。大きな事故はなく本番は終了。ウキウキしながら第三京浜走らせて環八しばらく走っていたら車の調子が急に悪くなる。渋滞だったため、止まった時になんとなくエンジンかけなおそうとしたらウンともスンとも言わなくなり即ロードサーヴィスに連絡。即レッカー。おそらく発電機の故障とのこと。この故障が1日でも早かったら、ギリギリまで練習していたらから、今日みたいなライヴはできていなかったはず、とあらゆるものに感謝をした。私はとんだラッキーボーイだ……とタクシーを拾うとすぐ雨が降り出した。