幻燈日記帳

認める・認めない

Whoever You Are

17日

 

喘息が相変わらずなので久しぶりに呼吸器科にかかる。久しぶりすぎて先生すら変わっていた。アナザー・ストーリーの歌詞カードの校正をみんなで頑張る。間違えがないように慎重に、慎重に、どんなに慎重に見たって間違うときは間違ってしまうんだ…そう…「サイダーの庭」や「トワイライト」のアナログみたいに。

ミックスが差し替えられたマスターのデータが届く。友人たちに送ったら「すごすぎて笑顔になっちゃう」「スカートがずっといい曲を作っていることが分かる…」「今のさわまんも出会った頃の澤部くんも思い出す…」と言ってくれて本当に嬉しかった。

遅くまでツチカさんの漫画を読んでアトロクに備える。「キャッチを考えてほしい」と言われて多いに悩んだのだ。結局いいものは思いつかずに布団に入った。

 

18日

 

起床。喘息の仕上がりはフェーズが変わった、という感じがする。息苦しさは残っているのだけど毎度おなじみの感じではない気がする。症状としては楽になっているのだけど慣れない感じになって少し落ち着かない。

出来上がったばかりのアルバムを聴きながらスチールの撮影に向かう。僕以外はマスクをつけてにぎやかに撮影は進行した。どうしても写真を撮られる、というのに未だに慣れない部分があって、なかなか難しいが、後半は表情も硬くなかった、とは言われた。夕方部屋に帰り、アトロクの出演に備える。キャッチは結局何周もして当たり障りのないものに落ち着いてしまった。ツチカさんの漫画は語るのがとっても難しい!でも今これを紹介しないでどうする、と、気合い入れて話し始めたら少しかかりすぎてしまったような気もする。シリアスな面ばかりを推してしまったんじゃないか、っていうところも気がかりだ。そうなったら少し力が抜けたあのキャッチはバランスを取る意味では正解だったのかもしれない。

実家に帰ったとき、母親とチェンソーマンの話で盛り上がったのでついに本誌への切り替えを本格的に検討しだした。「9巻読んで(展開がつらすぎて)もう押入れにしまっちゃおうかと思った」という母を見て(この人から「ばるぼら」も「時計じかけのオレンジ」も教わったはずなのに)と静かに思った。

プリファブ・スプラウトアンドロメダ・ハイツの日本盤には珍しくボートラが入っているそうで、それを手に入れたので部屋で開封。アナログで手に入れて聴いていた作品だったのだが、CDではその盤面が星座盤になっているということはメルカリで知ってしまった。レコードで再生するのもたまらないアルバムだ、と思ったけどこれはCDで聴いたほうが気持ちがいいのかもしれない。

そのままアンドロメダ・ハイツを聴くのか、と思ったのだが、ラングレー・パークを聴き始めてしまった。