幻燈日記帳

認める・認めない

覚えているのか

(書きかけで続きを書くのももう違う感じになっちゃったけど投稿しないのはもったいないので投稿しておく)

 

まぶしくて直視できなかった締切だったが目がなれてきてだんだんと全体像が見えるようになってきてしまった。そうだ。近づいている。穏やかな顔をしている。険しい顔をしているようにも見える。私は大げさに目を閉じる。

 

目が覚めて、雪が降っている朝の空気を感じた。ウキウキしながら冷たい玄関のドアを開けてみたのだが、まだ降っていなかった。私はテレビをつけて、ろくすっぽ見もせず、冷蔵庫の野菜片を集めて豚こまと炒めてインスタントラーメンに乗せた。そうしているうちに雪が降り出した。天気予報ではあまり長く降らない、積もらないよ、って言っていたけどスーパーに買い出しにでかける。小粒な雪を見て(東京に34年も暮らしているとわかる)(この雪は積もらないな……)だなんて思った。スーパーも人がいなくて、ここ数日分の食料を調達しておしまい。あっけなく家に帰ってきてしまった。仕事部屋の椅子に座って幾星霜、仕事があまりに進まない。どうにもならないのでラジオを聴きながらゲームをした。2時間が経っていた。もう一度仕事部屋に戻る。寒い窓際の椅子に座り、詩を書く。なんとか2行進んだ。気分転換だ、とラジオを聴きながらゲームをする。2時間が経っていた。