幻燈日記帳

認める・認めない

ジャック・チボーという名の友人



蒼井そらに制服は似合わない。


大学の年上の同級生とは坂本龍一の話で盛り上がる。
千のナイフ」と「メディアバーンライブ」で大盛り上がり。
たまにはこういうのもいいもんです。


大学の同級生がジャニスの名前を知っていた。
その子はハサウェイも好き、と言っていた気がする。
思わぬ落とし穴があった。


大学のギター専攻の人間に、
「ちょっとセッションしようよ」と言われたが、
はっきり言って嫌だったので、
一回はそういったのだが、相手が折れなかったので、
いろいろ理由を付けて断った。
嫌われ者街道まっしぐら。MASSHIGURA。


帰りに神保町に行ってジャニスでCDを返した後、
ナンバーガールザゼンの会場限定のライブ盤を売った。売ってしまった。
そこそこのお金になった。悲しくなった。
ジャニス3では100円セールをやっていて、
僕が中1のときに欲しくても高くて買えなかった、
ユニコーンのパニックアタッックが100円で売られていた。
死にたくなった。
シトロバルのファーストテープ「youth」が売られていた。
今聴いているが、CDとはあからさまに音が違う。
低音がアホみたいに利いている。
それでも米山さんの声はめちゃくちゃ通る。奇跡。
都市レコードの「都市ブルース」も百円で買った。
美しいメロディなのに気持ち悪い。最高。
その後、いくつか古書店を廻って、稲垣足穂の、
作品を探すのだが、どれも3000円くらいするので、
断念して、さぼうるに行って、
ココアを飲みながら大島弓子を読んだ。
さぼうるは高いが女の子も魅力的ないい店だ。


音楽は僕を救ってくれない、と大学の女の前で言ったら、
怪訝な顔をされてしまった。バカ言うな、見たいな目で。
「だってそうだろ?あんたは誰かを救いたくて音楽をやってんの?」
だなんてはとてもじゃないけど言えなかったので、
適当な嘘でごまかしたが、やはり後味が悪い。
音楽に救われたことがない、といったら嘘になるのだろうが、
それと同じくらい、もしくはそれ以上音楽には失望や、
絶望を塗り付けられたことだってある。
音楽に救われた、だんなんて聞き手のわがままだ。
でも音楽はそれくらいのわがままも許さないのか。
それは作者にもよるんだろうな。
聞き手はいつも、切ない。
世の中で誰かを救おうと音楽をやっている人間はいるのだろうか。