幻燈日記帳

認める・認めない

2013-01-01から1年間の記事一覧

気球と通信

ムーンライダーズは寂しい曲が多い。 いや、今日聴くからそう感じるのだろうか。 メールを受け取って居間でぼーっとしながら、 iPhoneに入っていたライダーズをシャッフルにして聴いたら、 最初にかかったのが"砂丘"で(いまこうやって書きながら思い出して…

愛のさざなみ

そもそも今日ここに居る自分は2008年4月に、 はじめてカーネーションのライヴを見た自分だ。 さらにそのはじめて見たのはここクアトロ。 高校生の頃に空気公団やLOVE JETSや遠藤賢司さんのライヴを見たのもクアトロだ。 泣きそうになりながらここにいる自分…

Banana Games

君は藤井洋平のアルバム「Banana Games」を聴いたか 音楽の中でもよくわからないものに身を委ねる快楽を知る人は、 このレコードを聴かなければならない。 私はあまりの衝撃に再生してイントロダクションが明けて1分も経たずに、 エンジニアの馬場友美に興奮…

状況がダンス

目をさます。時計を見る。10時か。 うーん、今日は作曲に一日充てて…それから…うーん… 時計を見る。12時。 空腹で目が覚めてしまった。 外へ食事を摂りに自転車にまたがり、 今日の天気の素晴らしさに気分がよくなる。 たまに行くカレー屋、最近みつけた汚い…

パリむすめ

住所不定無職のワンマンにゲストで参加してきた。 ぼくも1曲プロデュースで参加している"GOLD FUTURE BASIC,"は、 結構すごいレコードです。 ガレージ的なアプローチは控えめに、 ポップ・ミュージックに対する愛情で成り立った奇跡的なレコードです。 堂島…

ミッドナイト・スポーツ

CHAGE and ASKAの1991年のドキュメンタリー映像を見ていたら眠ってしまっていた。 (NHKが制作したものなんだけど、半分ぐらいは音楽で、 当時の構成としては気持ちはわかるんだけどそうじゃないんだなあ、 だなんて思ってしまった。贅沢な時代を感じた) 目…

ジッと見つめる僕とほら吹き

母からメールあり。 兄が仙台に異動になったため、所有するiPadを譲ってもらう事になった。 もろもろ設定してほしいのでちょっと家に来てくれ、ということだった。 東京で兄の顔を見るのも随分先の事になりそうだしなあ。と考え、 渋谷での打ち合わせのあと…

足りないのは砂糖菓子だけではない

ヤフーオークションでコロムビアが作っていたエレピを落札した。 あまり高い値段ではない。この値段でエレピが買えるなら素晴らしい事だ。 その上、私は商品説明の欄にあった素晴らしい文言を見逃していなかった。 「直接取りにきたら2割引」 高い値段ではな…

街にはまだ五月の雨が

また宵っ張りになってしまった。 時計の針は何度見つめても4時を指している。 目覚ましを10時にかけて眠ったつもりだったのだが、 目が覚めたのは10時半だった。 ヤバい!となるほどの寝坊でもなく、 ぼんやりとした気持ちでいたので待ち合わせに遅刻してし…

愛あるモンスター・ジュークボックス

長谷川きよしさんの去年発売されたCDを流して布団に入った。 随分宵っ張りになってしまった。 街灯のあかりが障子を透かしていた。 携帯電話を充電して、小さい音で流れる長谷川きよしの歌声を布団に馴染ませる。 気がつけば朝になっていた。障子を透かすの…

永作博美と十人の歯科医師助手

終演後のロビーで友人と話し込んでいた。 一緒に観にいった恋人は翌日仕事のため、 話が長くなりそうだ、と踏んだのか早々に帰ってしまった。 人、人、人で溢れかえっていた。 ライヴは長尺ながらも、やっぱり私はどついたるねんが好きなんだなあ、 という愛…

つじつまあわせ倶楽部

深夜に直近で最後に必要な数のCDRを焼こうと思っていた。 ダイニングチェアに座らなければならなかったのだが、 私が選んだのはテレビの前のソファだ。 昨日からの憂鬱は継続している。権藤だってこんなに登板しないよ。 あんなに大好きな冬が来るというのに…

川を流れる木材のように

CDRを焼き、ジャケットを切り、ケースに入れる。 仕上げにCDRが確かに焼かれているかチェックする。 これが一連の動作です。夕方からはじめました。 部屋でやってもちんちんいじりだすのが関の山なので、 こういう作業をするときは居間でやるんです、私。 そ…

グレートとファッビュラスは沈む船を可視化する

ぼんやりとしている。 ジオラマミュージックフェア、コミティアが終わって抜け殻のような日々。 やらなければならないことがすごい速度で私に置いてけぼりを食らわせていく。 部屋の掃除をしないとね。机の上がこんなんじゃどうにもならないよ。 と丸椅子に…

わたしのことなど

19日 つかの間の睡眠から目をさました。 怒濤の2日間が始まるのだ。 いや、厳密には怒濤の日々はもう始まっていた。 ピークがこの2日間に集約されるだけの話だ。 前日、実家から拝借した軽自動車に、 ほぼ早朝までかかって作ったCDRやらなんやらを車に詰め込…

COMITIA 106について

また歌詞が載せられなかったのでこちらに書きます。 1. サイダーの庭 足音が重なり始めてるが まだその続きをつかみきれない でもどうだろう 軽やかな気持ち ここから先が深い森ならば なにを隠せば さまになるのか でもどうかな 悲しみも大事な要素さ 受話…

月の足跡に枯れた麦が沈み

夜通し、居間で歌詞を書いていた。 その日買ったジゼル・アランの新刊を読み、 こういうテーマにしよう、なんてあれこれ考えた。 ペンを走らせると意外と早くあがった。 タイトルはこれにしよう、というのがすぐ思いついたので、 そこから省略や補填を繰り返…

星屑のすみか

7年くらい勤めたバイト先の社長にメールを打つ。 やめるときに「月に一本くらい活動報告します!」 と言ったんだけどこのぐうたらだ。 いままで一本も送っていなかった。 印象的な出来事をなるべくていねいに書いていった。 その日は京都の遠征から帰ってき…

どうしてこんなに晴れているのに

日記とは分断を気にしないで書き続けないと、 どこかで気持ちが折れてしまうものだ。 10日ぐらい空いたが、今日のことだけを書こう。 ここ数日なかなかハードでタイトなスケジュールだったので、 思う存分寝るつもりでいたのに7時間くらいで起きてしまった。…

(((ぱれいど)))

遅い時間になってしまったため、眠る前にアラームを設定。 ヘイユウブルースとモーニングムーンが交互に僕を起こしてくれるんだ。 外は雨が降っているみたいだ。 雨戸を締め切ったので外が明るいのかくらいのかもわからない。 ともかく重い身体を起こして居…

ロマンス白書

眠ったんだけど何度も起きてしまう。 なんか深く眠れないなあ、と考えていたら、 そうか、雨戸を閉めていなかった。 でも気づいても雨戸を閉めに起きる感じにもなれず、 むにゃむにゃいってはまた1時間ほど眠って目が覚める、 みたいなのを昼まで繰り返した…

後悔は後悔で後悔じゃないのさ

部屋はどんどん汚くなっていく。 このままじゃいかん、と作業の手を止め、 まず布団を干した。枕カバーも洗濯。 さらに枕元に積み上がった漫画を整理して、 昨日購入したシェルビー・フリントを流す。 手早く洗濯ものをコインランドリーの乾燥機へ。 小銭が…

三代目モダンボーイ襲名

ここ数日で印象深い思い出をいくつか挙げていきます。 ・京都ナノボロフェスタ出演 京都で弾き語りをやるのは6月以来。前回エレキで今回はアコギを持っていった。熱が入るとかならず右手中指を負傷してギグが終わる。ライヴはうまくいったが、その場で思いつ…

堕落の墜落で奈落の毎日

「書くことはセラピーだからね」 と、かつて森先生は言った。 落ち込んだ気持ちを再生するには吐き出すしかない。 日記を書いて少し落ち着いた頃にはもう外が明るくなっていた。 真新しい心でシャワーを浴びようとしたが、 風呂場の電球が切れていた。 乗り…

玄関開けて2分でデカダン

現在はルームシェアしている一軒家の居間でCDRをひたすら焼き続けている。 3時間ほど前ぐらいに家に帰ってきてからひたすら、ひたすら。 土曜日曜と京都へ行くので納品は早めにすませたい、と、明日納品に行くためだ。 時間をさかのぼりながら日記を書こうと…

Once Upon A Summertimeについて

日記を書いていたんですが、 なかなか長くなってしまったので独立させることにしました。 レコードが届いていた。 ネットで注文していたブロッサム・ディアリーのレコード。 "once upon a summertime"という1958年にリリースされたレコード。 当時出たいわゆ…

"A LONG VACATION"はまだ有効である

実家に帰り猫と戯れた帰り道、 新宿のCOMIC ZINに寄った。 そこには私がすっかり忘れてしまっていた、 新刊が山のように積まれていて、 いくら書店でのアルバイトを辞めたからといって、 この情報が入ってこないようじゃ、 私のアンテナももう鉄くず同然だな…

逃亡が青春

明日締切の作詞の作業に追われに追われて、 途中で相棒見たり、同居人の椅子に座って1時間ほど眠ってみたり、 床にのたうち回ってみたり、大島弓子を読んでみたり、 いろいろやったけどなんとか出来上がった。 同居人に「もう5日くらい歌詞考えてるんですけ…

月光密造の夜

前日の支度に恋人を呼びつけ、 入場者特典のポストカード、印刷が色移りしやすいやつなので、 一枚一枚ビニール袋に入れていったり、 在庫の整理やCDRの組み立て、予約のリスト作成に追い打ちをかけていく。 なんとか3時には寝れるんじゃないか、なんて思っ…

ベルベット・イースター

アラームで目がさめた。 昨日は恋人を家に呼んで、 7月10日にあるスカート企画の支度を手伝ってもらった。 疲れ果てた私たちはつかの間深い眠りに入っていました。 外はとてもいい天気なようです。 空調が利いたこの部屋からはなにもかも虚構に思えます。 眠…