幻燈日記帳

認める・認めない

Once Upon A Summertimeについて



日記を書いていたんですが、
なかなか長くなってしまったので独立させることにしました。


レコードが届いていた。
ネットで注文していたブロッサム・ディアリーのレコード。
"once upon a summertime"という1958年にリリースされたレコード。
当時出たいわゆるオリジナル盤というやつだ。
以前オークションで安い値段で出ていて、
これならわしでも入札できる、と思っていたら、
アレヨアレヨと一万円越えた値段で落札されていた。
だが見つけたやつは6800円と比較的安価。それもMONO盤。
手を出したい理由がある。
僕には知りたいことがひとつあった。
98年にリリースされたステレオのCDをずっと聴いていた高校生の頃を過ぎ、
情報を探しやすくなって大学生の頃だったと思うけど、
当然MONO盤があると知る訳です。
欲しい!と思ってしばらく経ったら偶然にもレコ屋でCDを手に取ります。
92年に出た日本盤の"ワンス・アポン…"の帯にMONO表記が。
"日本のみ初CD化"の文字も帯に見て取れるので、
これより前の日本盤はLPになるだろう。
すぐ飛びつき購入し、家に帰り再生して見るとなにかが変だ。
少し速度が遅いみたいだ。
実際トータルタイムを見るとMONOの方が30秒長い。
その当時はこの92年のCDのマスターがおかしいのかな、って思っていたけど、
届いたレコードに針をおろしてみる。
するとやっぱりレコードも92年と同じ速度だった。
ほれ見たことか!!!わたしは意味もなくガッツポーズをした。
11年に手に入れたMONOのCD以外にも、12年くらいに私は、
ある方からディアリーのレコードをごっそり譲り受けた。
(ダブったものは了承を得て、清水君の誕生日プレゼントになった)
そこにぼくは持っていなかった"ワンス…"のLPも入っていた。
ちなみにこのレコードはステレオです。
LP手に入ったのうれしすぎて全然気にして聴いてなかったけど、
このLPも速度が少し遅いやつだとさっきわかった。アホすぎる。
MONO盤を手に入れてやっと冷静になれた気がしている。
つまりは、98年に出たCDまでは速度が少し遅いマスターが使用されている。
ところが、98年に出たCDではライナーでそこにはなにも触れられていない。
どころか!98年のCDのライナーは92年のライナーの転載で終わっている。
ちなみに、12年に出たSHM-CDのライナーにもこの件は触れられていない。
ぼくはてっきりMONOかSTEREOで速度が違っていると思い込んでいたが、
92年から98年の間にマスターに何かが起きている。ということだろう。
ブロッサム主導、もしくはレコード会社主導で、
でマスターのスピードが正常に戻ったのか、
はたまた現行のリリースは少し早いものなのか。
僕がずっと98年版で聴いたからその慣れもあるから、
98年の方がしっくりくる気もするが、
92年の方聴いて速度がちょっと遅い!と気づいたときは、
「わ、今まで聴いてたのちょっと早かったってことか。
どおりで他のアルバムよりブロッサムの声がかわいい訳だ」
と一瞬思ってしまった。真相やいかに。詳しい人教えてください…