幻燈日記帳

認める・認めない

振り向けば鬼



ジャック・タチの「ぼくの伯父さん」を見る。素晴らしい映画だった。結局、はみだし者はどうすることもできないのか、とつらい気持ちになりながらも、見終わる頃に冒頭の出勤のシーンでで車が一列に走っている様子もただのおしゃれな演出ではなく、ちゃんと意味を持ったシーンだと気づいてハッとする。ルンバ状の全自動掃除機のスイッチを母がかけてリビングをあとにしたら掃除機の音を聴いた息子が「ママ!ママ!」ってよってきたんだけど、そこにはルンバ状の全自動掃除機が回ってるだけ、っていうシーンで涙が出た。
朝起きて相米慎二さんの「ションベン・ライダー」を見る。「台風クラブ」は面白かったけど絶対に認めたくない終わり方をしていたので心配だったのだけど、最高でした。橋から川に飛び込むシーンで遠くのほうで野球部がランニングしてるシーンが胸に残っています。あと先生がラリって重機の上でだらんとしてる姿がエロ過ぎる。
流通会社B社のN氏を自宅に招き、組み立てを手伝っていただきながら世間話。世間話重視でお互いの近況を呪う。組み立てていたら「ひみつ」がもう100枚切ったということに気がついた。どうしたもんか。
ジオラマミュージックフェアのチラシをムンズとつかみ神保町界隈にポスティング。かつては30分ぐらい店内をうろつきようやく「このチラシを置いてもらえないものでしょうか…」といえる程のシャイボーイだったが、5分うろつくだけで交渉に移れた。その後渋谷に移動、タワレコに置いてもらったあと、シブツタに行ったら金子朝一とバッタリ。最近映画を見ているからなにかおすすめはないかね、と言って朝一のおすすめを数本借りる。朝一からも澤部さんのおすすめないんすか?と言われビリー・ワイルダーを薦めたのだけど、朝一はサスペンスを一本借りていました。夜中に勢いでデモを仕上げてしまったので深夜に悪いな、と思いつつも送信。
今日は(作詞を頑張ろうと何時間も粘りましたがいまいち集中できず、1行も書けずに日が暮れてしまったので)特になにもしていない(ということにさせてください)。