幻燈日記帳

認める・認めない

シュガータウン



昨日はカーネーションを観に行った。クアトロ。
武苅祥太、澤部渡、熊谷知華の3人で観に行き、
当日は耕自君の紹介で渡辺さんとも知り合ったが、
耕自君は「カーネーションっていう気分じゃない」
と言って、帰ってしまった。惜しいことをしたと思う。
直枝さんのソロはみたことあったけど、
カーネーションのライブは初めてだった。
一曲目からすごく好きなアルバムの、
「パラキート&ゴースト」のほぼ冒頭の曲の「Rock City」で、
武苅君は「あれだけで来て良かったと思ったよ!」と言っていた。
しかし、まったくその通りで、
その次には「天国と地獄」から「学校でなに教わってんの」!
5人編成の頃の曲もたくさんやっていたが、
そのすべてに違和感がなかった。
去年「ROCK LOVE」を観た時に、
大きな編成よりも3人編成のカーネーションの方がすごいな、
とは思っていたけど、これほどだとは思わなかった。
もう本当に恐ろしい3人。
叩き付けるようなロックンロール。
見せつけられるようなロックンロール。
試されているようなロックンロール。
それでいて最高に楽しいロックンロール。
とてつもなく強い力を感じた。
頭痛がずっとあったが、それを忘れていた。
二度目のアンコールに「ANGEL」をやったが、
最初に直枝さんが独特なAM7をならした時点で、
「ANGEL」だ!と解ってしまう特異な緊張感。すごいものをみれた。
僕よりも5年前にこのバンドがあったと思うと、
これほどロマンチックなこともないだろう。
会場で買った「WILD FANTASY」の7インチを聴きながら、そう思った。
客層は、僕と同じぐらいの、
20歳くらいからカーネーションと同世代くらいの人たちまでいた。
ムーンライダーズを観に行ったときは若い世代の人は本当に一握りだったと思うが、
現行のロックバンドとしては最強なのはカーネーションなんじゃないだろうか、
と少しだけ思った。
ゆらゆら帝国が日本のスリーピースで一番すごい、というはなしをよく聞くが、
カーネーションも相当ヤバかった。
あんな三人組は他にはいないだろう、と。