幻燈日記帳

認める・認めない

who's gonna die first?



少し早起きしてしまったのでCDを聴いた。図書館と言うバンドのアルバムと、ムーンライダーズの「Tokyo7」というアルバム。何回聴いてもいい。現在のライダーズの恐ろしいところは、2005年の「P.W. Babies Paperback」では出来ていなかった、枯れている状態と、若々しい状態を自在に操り、かつ、混在させている点だと思う。「Tokyo7」は一番長い曲でも5分行っていない。年齢を重ねる度に、音楽家は楽器の技巧で聴かせようとする傾向にあるが、彼らのこのアルバムはポップさで勝負している。60歳を越えたメンバーもいるというのに。しかし、そういう点ではスパークスも同類か。スパークスは楽器のソロとかほとんどないから好きだ。いままでのライダーズ作品は「果たして21歳でこういう音楽聴いてていいのか」と思って来たけれども、このアルバムは実年齢でもなんの気なしに聴ける。10年単位で時代は動くと言う。1969年にロックンロールがダメになったとか、聞くけど、それはそれとして。それから1979年は特別な年だった、と聴く。当時のレコードを聴くとそれはひりひりするほど伝わる。89年はよく知らないけれども、99年はインディとメジャーがうまくやっていた年だったと思う。メジャーの幻想が崩壊しきった2009年。今年もまだまだ面白い年になりそうだ。ちょっと僕の周りは先輩が死んだり、友人や先生が入院したりで大変だけれども。お祓いでもした方が良い気がして来た。とりあえず塩もって歩きます。