幻燈日記帳

認める・認めない

スカート



今日はライブでした。
来てくれた人はいないからありがとうとは言いませんが、
お話をくれた川崎市市民ミュージアムの向野さんありがとうございます。
昆虫キッズのみなさんもありがとうございます。
それではセットリストを。


1 カフェ・ド・サヰコ(ゲルニカのカバー)
歌詞省略


2 百万年のピクニック
頬の向こうに船が過ぎる。
問いかけのような空が消える。
風下に立って袖が膨らんで防波堤の先、窓がみえる。
伸びていく影、元に戻せる手段はもうない。
波は低く、声も弱い。
気まぐれにしたってできすぎてるよ。
肩の向こうに街がみえる。
歩き続けたらこんなにも遠くなってしまうものか。
街の向こうに雨が煙る。 


チューニング


3 雨の音がきこえる
ずっとここにいたのね、甘い煙草ですっときめて。
気にもとめないことかな、赤いピアスをそっと取った。
慣れないことばかりで、もっていかれそうだけれど、おお。
ああもうやだ。ああもう、こんな!
少しだけ怖くなってしまうんだよ。
ああもうやだ、窓越しで見た君の後ろ姿?
もう嘘はつけない。重いギターで線をひいて
からくりは解けない。返事帰ってくるの待つ


4 彗星問答
ハローハロー。
雨ですべる歩道橋、役にたたない傘。
腕から手のひらにかけてのそれまでがながれていくのは?
火を灯すように眠れたらいいのに。
「ハローハロー」
光は円をなでて、ソファは弧を描く。
肩からこめかみにかけての残酷さ、背中の痛み。
ああ、電話も通じない。
ちりばめて、あしらった、ゼリービーンズの嵐!
ほどく鍵は?めくばせは?
だってほら今だってほら今
ハローハロー
草臥れた本の中、昔のことだけど秘密にしたかったことばかりだ!
これからは、きっとこれからは、ああ、笑っていたいのに。
ちらばって抜け出した酷い後悔の嵐!
行く先は?目的は?
だってほら今、だって!ほら!今!!


5 タイトル未定(「煙草」と称してアップしたことあり。ライブ初披露)
淡い影、ひとつずつほどいてく。
変わった色、街灯のあの路地へ。
思い出せ、思い出せ。
あのこのこと全部。
瞳の向こうにはどんな空が映るのか。
暗い声、まだ聞き慣れない声。
困った夢、あの橋の向こうに。
つかめない、届かない、ぼくのこと全部。
時間もあまりない。指で数え、さっときえる。
強いかぜ、少しだけ覚えてる。
違った色、まぼろしの手を取って。
(ライブでは適当にうたっていました)


6 魔女
傷をかばいながら、本を燃やしながら、羊たちはうたう。
光をここにあつめて。もう二度と逢えなくても思い出せないように。
窓を開けたらまた風が吹き込んでしまうから、
はじめからやりなおさなきゃ。
月の光に邪魔をされて、花や星の色のうたう声は明るくて。
動物たちも、ビルや森も、僕たちより、うまく出来ているね。
もう少し悪い人になれたらいいのに。文字を砂に変えて。わかるだろ。
梯子に腰をかけて、怖い呪文となえて。
このままでは困る、と思ってたんだ、けど、な、あ


7 S.F.
髪を解き、靴ひもがゆれる。
聴こえないフリをしても、彼や君の言葉が凍りつく。
気付かないだけか?
僕にもきっと触れる日が来る。
しがみつくのならば、忘れるのを選ぶさ。
河を渡るいくつもの声、遊ぼう(やめよう)。
君の待つ方へ、熱を放つのだろう。
あの星の傍まで行けたら、ごらん、月に消えて。
忘れられもしないさ。
河を渡るいくつもの声。


(ギター/ドラム/ボーカル:澤部渡 フェンダーローズ:森篤史)
という曲数的にも時間的にも少々おとなしめなものでした。
朝7時30分に起きて、8時30分に出たにもかかわらず、
「3連休の初日」ということなど考えもしていなく、
首都高、東名の渋滞にはまり、
相模大野の森邸に予定時刻より50分遅れという、大失態。
イベント自体が押していたため、遅刻にはならなかったが、
だいぶひやひやしました。関係者の方、申し訳ないです。
今日はとても疲れたので!もう寝ます。OYASUMINASAI