幻燈日記帳

認める・認めない

神戸・沖縄

オファーを受けた時はアルバム完成しているだろうからご褒美だろうな、なんて思っていた神戸・沖縄への遠征だったが、アルバム制作が押して、その押し出されたものに原稿の締め切りというものがあり、それを抱えての神戸入りとなった。神戸は高校生の時に今みたいに漫画を読むきっかけになった「神戸在住」の舞台だから楽しみにしていた分、失望も大きかったけど、ライヴで新曲をおろす事により気持ちをなんとか保った。UOMOで時々書いている漫画を紹介する原稿だったのだけど、紹介する漫画を東京に忘れて来てしまったことに気が付いたのは新幹線に乗ったぐらいの頃だった。ライヴをおえてホテルにチェックインしてPC広げて三ノ宮、書店を検索。紹介する漫画が少し古い漫画だったため、三ノ宮の書店に片っ端から電話をかけるもどこも在庫を持っていなかった。ところが那覇ジュンク堂にはある、とのことだった。作詞をするためについ最近読み返した作品だったから、諦めて土台だけを書いて、沖縄に持ち越すことを決意。

偉いから早めに神戸空港についた。ポートライナーに乗ってみる風景は僕の知ってる神戸であり、僕の知らない景色だった。那覇に着き、ホテルにチェックインしてベッドに倒れこむ。頭の中ではなぜかdoubleのbedが流れていた。泊まるホテルから少し歩いてジュンク堂へ行き、なんとか題材になる漫画を調達し、outputへ向かう。リハの合間などで少しずつ再読し、原稿のそこはこうして、あそこはこうして、などと考えている間に本番になった。ライヴは好調。特に「アンダーカレント」はよくやれた。analogfishの20周年記念ライヴだった。佐々木さんや下岡さんみたいに歌えたらどんなにいいだろう。言葉の大きさとメロディの大きさとアンサンブルの隙間に宿るそれ!!!!