幻燈日記帳

認める・認めない

学び舎と作曲



3日
武蔵大学の学園祭にスカートが呼ばれたので演奏をしにいきました。
「リハーサルします?」と訊かれたので、しないよりする方がいいだろう、
となって「します!」と答えたら入り時間が9時40分になった。
慌ただしく起きて支度をしていると両親が東武練馬の映画館まで映画を観に行く、
というので渡りに舟とはまさにこのこと!と送ってってもらうことになったのだが、
父親の気まぐれが発動し、江古田駅まで送っていってくれた。
早く着いたのはいいのだけれども、それにしても早く着きすぎた。
待ち合わせの時間まで30分以上ある!ので喫茶店でサッドモンスターになって時間を潰した。
やっと待ち合わせの時間が来た!と思ったらついたのは恋人だけだった。
リハーサルの時刻になってもステージの設営がまだ終わっていなくて、
ギタースタンドもキーボードスタンドもない状態。
PAの業者さんはアシスタントに若干キツい当たり方をしていて、
早朝のムードを引きずった私にはすこし重たく感じて気分が濁っていった。
キーボードスタンドが運ばれて演奏をはじめてみると実に調子がよい。
調子良くギターを弾いていると一弦が切れた。幸先が悪い。


楽屋へ戻って驚いた。お弁当が用意されているじゃないか!
こんな厚待遇を受けたのは在りし頃(改装前)のGARDENでのライヴ以来かもしれない。
(楽屋にコーラやアイスが用意されたのです)
清水くんは所属していた早稲田のサークルの方へ合流してしまったので、
残ったメンバーとスタッフの恋人の4人で大富豪大会。
その後岩淵さんと耕自くんも合流して結構な試合数を重ねた。
序盤は優介が強かったが、後半で何回か勝てたのがうれしかった。
実はあまり強い方ではない。下手の横好きなのだ。


大学構内を回ったり演奏を聴いたりしているうちに朝のバッドバイブスも払拭。
とてもいい気持ちで演奏に臨めた。
セットリスト
1. ストーリー
2. 愛情
3. わるふざけ
4. スウィッチ
5. おばけのピアノ
6. セブンスター
7. ひみつ(新曲)
8. ともす灯 やどす灯
9. 月光密造の夜
10. 花をもって
11. だれかれ
12. 返信
13. ガール
という具合に演奏。
前に演奏していたなつやすみバンドがはねてて、
お客さんも満員、中は蒸し風呂のように暑く、
演奏が終わった頃には暑すぎて人々は外に出てしまっていた。
セッティングをしていても10人ぐらいしかいなくって、
「うわー、うわー、どうしよー」なんて思っていたけど、
佐久間さんがドラムをたたき出したら人が続々と入ってきた。
規制がかかるほどではなかったけれども多くの人が見てくれて、
とてもいい気分で演奏が出来ました。
ライヴ終わって着替えずに片想いのライヴを見てたら、
ただでさえ寒いのにどんどん汗が冷えてきて凍えるような寒さ!
踊らないとキツいのでぴょんぴょん飛んだりした。


残っていた人々でごはんを食べ、熊谷姉弟とお茶をして帰路に。
書店に寄ったら山川直人さんの新刊が並んでいた。
しかしなにか様子がおかしい。
後編に表紙に押されているはずのすべての箔が押されていないのだ。
これは最高だ、これはメヅラシイ!!とちょっと悩んで購入。
あとでグラタンうま太郎さんに訊いたら、
印刷所のミスで20冊くらいそういうのが書店に並んでしまったらしい。
落丁扱いなので言えば取り替えてもらえるのだろうけども、大事にとっておく。


4日
前日のダメージでとにかく眠りこけた。
集合時間の1時間前に目が覚めた。
寝癖も直さずに電車に乗って都内某所へ。
TJNYのミーティングで作曲やらなにやらしてきた。
人前で曲を作るのはどうにも苦手で、
いつもならメロディとコード進行を同時に考えているのだけれども、
それが恥ずかしくて出来なかった。ある意味修行的だった。
メンバーとここは転調して、とかそういう話で組み立てていった。
5時くらいからやっていたのに途中ごはん食べたりしたとはいえ、
あっという間に23時近くなっていた。
帰りに道玄坂を歩いていたらファミリアの前に京都帰りの某バンドと遭遇。
実はいるんじゃないか、なんて思っていたので本当に居てビックリした。