幻燈日記帳

認める・認めない

アパートの鍵貸します



日記に書くようなことがあまり起こらない一日。
いつものように遅めに起きる。
父親が5日間かけて北海道に釣りに行っているので、
母も私もたばこの煙から逃げられてとてもいい気分の朝。
私は少々エグめの銭勘定、もろもろの連絡をしていたらもう書店レジ打ちへ行く時間。
音楽の収入がバイトの収入を逆転するようになってから、
バイトは週に一度入るきりにしてみた。
木曜日にライヴが入ったらその週はバイトはお休み。
なじみのお客さんとかに、久しぶりだね、なんて言われることも多くなった。
辞めちゃったのかと思ったよ、とも言われたこともあった。
先週はスターラウンジでライヴがあったのでバイトも休み。
今日は2週間振りだった。忙しい訳でもなく、暇すぎる訳でもない。
レジ打ちにはもってこいの店の雰囲気で閉店までの時間、
エグめの銭勘定の続きから捕らぬ狸の皮算用略してとらたぬまで、
3月にリリース予定の新譜をどうやったらどうなるのか、ということを少し考えた。
家に帰ると今日は届かないと思っていたブルーレイが届いていた。
(我が家は兄の初給料でブルーレイを買ったクチです)
アパートの鍵貸します」と「お熱いのがお好き」の2枚。
バイトで何故か疲れ果てて、日課にしたいランニングを断念したのに、
アパートの鍵貸します」を見出してしまって、宵っ張りになってしまった。
それでも結局1時間くらいまでしか集中力が保たず、
重くなるまぶたにシャワーで対抗するくらいしか策も見つからずテレビの電源を落とした。
昔はラジオはTBSしか聴いてなかったのだけど、
最近は2時くらいに風呂に入ることが増えたのでめっきりラジオ深夜便を聴いている。
美しい音楽がいくつもかかる。
私は王道を避けて通ってきたので、春日八郎やフランク・シナトラがかかると、
なぜかとてもいい気分になってしまうのだ。
風呂からあがって、ノートパソコンを寝床に持っていって今こうして日記を書いている。
メンバーにメールを出そうかどうしようか少し迷っているけれども、
もうシャワーの効力も切れかかっている。布団も体温で暖まってきた。
好きな音楽のことでも考えながら眠ろうと思っている。