幻燈日記帳

認める・認めない

パキしめてTongiht



また夜中にコミティアで買った漫画をぱらぱらとめくっていたら3時とかになってた。
実家では親の部屋が地続きになっていたのでできなかった、
眠る時に音楽を聴く、というのができるのがうれしい。
エルジービアンキなんか聴いちゃったりして。
もう寝苦しい感じを少し覚えながら眠りました。


起きてメールチェックなどもろもろの作業。
窓を開けるかどうするか迷って結局開けなかった。
もしわたしがハイジだったら鬱病と診断されているかもしれない。
コミティアが終わったら!掃除をするんだ!
と意気込んでいたものの、納品やパッケージングが終わったいま、
そこに転がっていたのは怠惰の毎日であった。
(それは言い過ぎで、訳あって出歩きまくっているのが事実。
それで帰ってくる頃にはへろへろに疲れてしまっていたりするから厄介)
今日も今日とて渋谷で打ち合わせ。
そんなに何を打ち合わせしてるというんだ!
と心の中の日記読者が突っ込むけれども、
いずれも発表になったらちょっとはおおーってなるようなやつですさね。
いまから楽しみ。
打ち合わせという名のお互いがどういう音楽好きか話を終え、
JRと地下鉄をのりついで高島平へ向かう。
18歳の頃から務めている書店での最後のレジ打ち。
早く着きすぎてしまったので事務所で和む。
社長と少し話をしてレジに入った。最後だからなかなか感慨深い。
いろんなことがあったなあ。いろんな詩をこのカウンターで書いた。
おセンチになるところをグッと堪えてコミックの新入荷をチェックする。
欲しい漫画が二冊あるんだよね。
気になってたウラモトユウコさんと、
コミティアで知り合った麦盛さんの単行本ですよ、
と棚を見てみるも見つからない。
ので、取り次ぎのHPにアクセス。送品予告表を見たら、
どちらも一冊も入ってこなかった。
実感としては3年くらい前から、
どうも評価がない漫画は入荷がなくなってるみたいだ。
コミック担当の人も「なるべく一巻は仕入れるようにしたいんだけど…」
と言っていたことも思い出した。
町の本屋だから失礼な言い方になるけどマニアックな本は入ってこないのか…
2冊どちらも買えると思ってはいなかったが、
どちらも手に入らないとはあまり考えていなかった。
軽く傷つきながらレジをひたすら打った。
最後だし「ああ、この時間が終わらないといいのに」と思うかな、
とか考えていたけど、そんなこともなく、「えっ、まだ8時!?」となった。
馴染みの方がきたりして最後の挨拶をしたりする。
2週に一度の幽霊店員になっていたので、
やめる事についてもどう立ち振る舞ったら良いのかわからなく、
ついにこの日がきてしまった、という感じで。
レジで残業の社員さんと思い出話をしたりした。
7年の月日は長い。1Fのフロアは去年の夏に半分になってしまった。
(半分になった片側はいまはセブンイレブンになっている)
想い出は尽きないが、敢えてそこから離れる決意もある訳だ。
自分が音楽だけで食って行けるのか不安だし、
2ヶ月経ったら「無理でした」とどこかのファミレスで皿を洗ってるかもしれない。
恥ずかしい話になってしまうが、
いまだけはせめて「どうやったら音楽で食べて行けるか」を、
必要以上に精一杯考える時間だ。第二のモラトリアムが始まるのだ。
営業時間が終わり、セブンとの間の自動ドアを締める時に、
店員さんに一声かけたら元気な声で「オツでーす!」と返って来た。
ブラインドを下ろして、自転車を整理して、店のドアも締めた。
最後のタイムカードを押て長かったバイト生活が終わった。
無職になりたてのこの私。イヤホンでも耳にぶち込んで帰るか、
とイヤホンを探すのだが何故かなくなっている。
おかしいなあ、そんなはずはないさ、とあらためるもやっぱりない。
長年親しんだ店に残りたい気持ちはわからないでもない。
ので、深追いするのはやめておいた。
新しいイヤホンかヘッドホンを探さなくてはね。
(最近書店の話になると似たようなことしか言えなくてごめんなさい。
お店の横に併設されてる喫茶店でライヴやろうよ、
と社長から打診受けたので是非!と言いました。決まったらまたお報せします。)