幻燈日記帳

認める・認めない

溝から溝へ



夜が明けそうだ。
コミティアのCDRをノルマ分なんとか達成するんだ!
と意気込んでいたらこんな時間になってしまった。
CDR焼いてるときはパワプロやるのが一番なんだけど、
久しぶりだったからか作業効率が圧倒的に落ちた。
なので後半はASKAさんの音楽を聴きながら。
今日は昼間は渋谷でライヴの打ち合わせ。
ちょっと前まで「レコードだしちゃったし、
もう今年なにもやることないじゃん…」なんて思っていたら、
様々に新しくやりたいことがでてきてしまい、
再び自分を追い込もうとしている。
どういう結果になるか、見守っていただけたらと思います。
渋谷の町では喧噪に食われてしまいそうになるので、
iPhoneDavid Bowieの"STAGE"を聴いた。
レコ屋にもよったけど収穫はなし。意識的にほいほい買わない。
リリース貧乏も今月でさよなら出来ればいいのだけれども。
(CDの売上は翌々月払いなのデス)
地下鉄を乗り継いで六本木へ。
地上に出て少し歩くと角でばったり優介と遭遇。
雨降ってるのに傘をもってなかったのでびしょびしょだった。
そのまま相合い傘で六本木ビリオン。
恩師牧村憲一さんと三浦憲治さんのトークイベントへ。
三浦さんの写真にまつわるエピソードがたくさん聞けた。
ちょうど来る途中に聴いていた"STAGE"と同じツアーの、
David Bowieの78年来日公演の写真をプロジェクターが映し出した。
"HEROES"にサインをしながら微笑むボウイ。
ボウイを演じるボウイではないボウイが写っていた。ハッとした。美しかった。
それとマイルスの右手の写真。ステージじゃなくて楽屋での写真だった。
小指が長かった。あの写真がひっかかったままだ。
帰り道はやはり"STAGE"を聴いた。
僕の母は78年の来日公演を観ている。
うらやましさしかない。
生まれた時代を間違えた、とか、
そういうことはいろいろ言われて来たし、
実際そう思っている部分もあって、
古いレコードばかり聴いてしまっているけど、
発表から50年経ったレコードだと、
時代背景とかむしろ全体像として見えやすいんだけど、
30年とか20年くらい前の時代背景を読み取るのが、
正規ルートでは困難だと最近気づいて、
今日の三浦さんの写真は時代背景とはまたちょっとちがうんだけれども、
そういうものを読み解くための鍵をなんとかしてみつけようと、
探そうとしていた中で、
あの素顔に近いボウイとマイルスの右手を観れたことは、大きな意義があった。
実に軽い足取りで六本木、新宿、上石神井へと軟着陸。
それから先はずっとCDRを焼いていましたとさ!!